京都市動物園のヤブイヌさんたちの今日の様子です。(2月13日撮影)
ヤブイヌ舎はまわりが透明アクリルで、すぐ近くでお客さんたちがじろじろ見ています。
でもあまりヤブイヌさんたちは、一般の人間には関心がないようだったのですが、
今日は、中から人間を観察している場面が何度かありました。だいぶこの場所に
慣れてきたのだと思います。
いつも集団行動。
ヤブイヌさんといえば、メスが逆立ちでおしっこして縄張りのマーキングをすることが有名です。
こちらの放飼場でもその様子が観察できます。
コモモのマーキング
ドスエちゃんのマーキング
遊ぶの大好き。棒をくわえて引っ張り合っていました。
夕方のオヤツタイム。今日は鶏頭を、エンリッチメントとして古消防ホースの中にを詰めこんで食べにくくしてあげていました。鶏頭を食べた後もホースをおもちゃにしていました。肉汁がしみこんでいるのか、みんな執着しています。
みんなでくわえて歩いています。まるでフラッグをみんなで持って行進しているみたいでおもしろかったのです。
寒い日でしたが、今日も泳いでましたよ。ご本人は寒そうなそぶりは見せていませんでした。
しかし見ている人間が、見ていて寒いので早く上がって欲しい、と思っていたのです(笑)
上陸
ところで、今年生まれたヤブイヌ赤ちゃんたち。通常なら誕生後40日くらいで巣穴から出てきます。
しかし、人工哺育になってしまったので、親たちと一緒にに出すことはできません。いったん人工哺育
になると、我が子としては認識せず傷つけてしまうからです。
お話をお聞きしたところ、段階を踏み、将来は、親子としてではないにしてでも、同じ群れのメンバーとして同居させたいということでした。日本最初のヤブイヌ人工哺育の試みに続いて、施設の制約などがある中でのチャレンジとなりますが、また家族がいっしょに暮らせる日が来ることを願っています。