王子のシマウマ 風ちゃんと、最後の家族写真
このブログには誕生時(その1 その2 その3 その4)以来久しぶりに登場の王子動物園のシマウマの風ちゃん(2015年6月13日生まれ、撮影時約11月齢)です。
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まだお尻のあたりの毛色は子供のもの。
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大きくなってもおっぱいをもらおうとしていましたが、ラブさんがやんわり拒否。
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家族全員で。風ちゃん(真ん中)と、父 凪斗くん(なぎと、手前側)、母ラブさん(奥)です。
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父凪斗くん(手前側)と。子育て期間に父を分けておく方が多いように思いますが、近年の王子では出産直後から母子といっしょに暮らしています。風ちゃんと凪斗くんとは仲良しの父子でした。
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シマウマ舎のグラウンドの北側と南側が仕切られていることに気がつきました。
王子のシマウマ舎のスペースは限られているので、大きくなったシマウマの仔はずっとこの場所でいっしょに暮らすことはできまぜん。他の動物園へ安全に移動してもらうため、まず最初に両親と離れて暮らすことに慣れてもらいます。
風ちゃんもいつか旅立っていくと覚悟はしていたのですが、その時が近づいたことに気がつきました。
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そして、この日の午後に再度シマウマ舎の様子を見に行くと、すでに風ちゃんはもう両親から分けられていたのです。ここまで貼り付けたものが最後の家族写真になってしまいました。

急にひとりぼっちになり、イヌのような大きな声で鳴く風ちゃん
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鳴きながら不安そうにグラウンドを歩き回り
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風ちゃんは必死に両親の姿を探していました。
見ている側にはとても切ない光景ですが、慣れてもらえるよう心の中で懸命に応援するしかありません。
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これまで何頭かの子供たちを送り出してきたので状況は理解しているのか、両親は落ち着いていて、餌を食べたりしていましたが、
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しきいの向こうの風ちゃんのことを気遣っている様子でした。
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ラブさん。
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風ちゃんが南北を隔てる擬岩にあるすきまを覗き込んでいます。そこだけ向こう側の様子が見えるのです。
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その反対側で様子をうかがう凪斗くん。
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擬岩のすきまから風ちゃんの顔が見えます。
お互いに相手のことが見えているので、シマウマ同士にしかわからないやりとりが行われているかもしれません。時間をかけて状況に慣れていってもらうしかありません。
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これからしばらくの間風ちゃん一頭で過ごしていくことになりますが、近いうちに寝室の前に移動箱が置かれ、風ちゃんの姿は見えなくなります。
その前に、風ちゃんに会いに行って応援してあげてくださいね。

(5月6日撮影)


by rakudateikoraku | 2016-05-07 01:23 | 奇蹄目 | Comments(2)
Commented by せいな at 2016-05-08 10:30 x
どこに移動になるのですか?
Commented by rakudateikoraku at 2016-05-08 12:36
せいなさん、コメントありがとうございます。国内のチャップマンシマウマ飼育園のどこかです。(と書けば候補はいくつかに絞られると思います)それ以上は、相手のあることで園が公式に発表していないので、申し訳有りませんが現時点でここに書くことはできません。
直接担当さんに尋ねたら何か教えてくださるかもしれません。
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