日本のウォンバットさんはとても少なくなってしまいました。
以前だと九州、関東にもいらっしゃったのですが、現在は関西・中部の3園のみで暮らしています。
まだお会いしていない方がいるので、ふと全員にお会いしておかねばと思い、旅に出ました。
※この機会なので公知の情報もまとめていますのでご了承ください。
最初に訪れたのは、普段からお世話になっている五月山動物園です。
小さな入園無料の動物園ですが、ウォンバットの飼育にとても力を入れていて、ウォンバットの繁殖にオーストラリア以外で始めて成功した業績(1992年)も残しています。
まず、一番フクちゃん♂(2004年生まれ)。
若くて元気な男子なので、自分のグラウンドや寝室に入ってくる飼育員さんに対して縄張り意識とかもありますが、
その飼育員さんにカキカキしてもらうのも大好きで、その場所で待っていたりします。
かわいい欠伸。
フクちゃんのあくびはふだんからよく見れますが、ベロ出しはこの日初めて見ました。
日向で眠くなってきたようです。
次は、丸いお顔がチャーミングなワインくん(1989年生まれ)です。ウォンバットは飼育下では寿命20年程度と言われているのでかなりのお年寄り、飼育下の最年長です。
ワインくんのグラウンドは、春にはデイジーの花がたくさん咲きます。
その中をのんびり歩くワインくん。
このトンネルの周りを回るのがワインくんのお気に入りの散歩コースのひとつです。
血気盛んなフクちゃんのグラウンドを掃除するときは、先にフクちゃんをお部屋に収容しておかなければなりません。しかし、穏やかなワインくんは、横で飼育員さんが掃除していても特に気にしていません。
身体を左右に揺すりながら歩くのですが、特にカーブを曲がる時に身体を傾ける姿が、私は大好きです。
最後に、ワンダーさん♀(1989年生まれ)。
小柄な身体と大きなお耳。
ワインくんとご夫婦で、現在はワインくんと隣あったお家で過ごしています。
可愛いおばあちゃんです♪
春の日差しを浴びて、芝生の上でのんびり~
突然ワンダーさんが平たくなったのでびっくり。
この写真が歪んでいるのではなく、伏せの姿勢だとこれくらい平たく、低くなります。
のびをしてるみたいです。気持ちよさそうなお顔。痒いところを後ろ足でカキカキ。胸元でも前足を使わず(使えず?)後ろ足でかきます。
ワンダーさん活発に歩き回っています。
訪問した日は見れませんでしたが、このワインくんのグラウンド沿いに早いスピードで走っていることもあります。
個性的な3頭のウォンバットさんたち。これからも元気でいてくださいね。
(4月29日撮影)