大森山のトナカイたちの夏2018~その2 今年初めての放牧と遊泳
夏の大森山では、トナカイさんを獣舎のグラウンドからお散歩に連れ出して、園内にある塩曳潟という
池(旧とりっこの水辺)のほとりで放牧したり、塩曳潟で遊泳してもらう取り組みを2015年から続けておられます。
サシバエの被害がピークになる7月末から8月のころに放牧や遊泳を始められます。
今年は運よくテスト放牧初日の様子を見学することができました。

※担当飼育員 柴田さんがこんなことを始められた経緯は2015年当時のブログ記事をご参照ください。

当時私が見学したのはサクラさん♀ (2018年2月没)のソロでの遊泳でした。
サクラさんは群れのリーダー格のトナカイです。
トナカイはあんまり自己主張するタイプではなく、他の個体と一緒にいると安心するし、ついていきたがるタイプです。
ルドルフくんはまさにそのような性格で、サクラさんがリードすると水に入ることができました。

2016年6月にサクラさんとルドルフくんの間に元気くんが生まれたのですが、
その年の夏は母子での放牧や遊泳にも成功しました。

2016年当時の写真に記録されていますが、子トナカイは母親についていくし、先ほど書いた習性で逃げないので
リードはつけていませんでした。

今年の放牧は、ルドルフくんと元気くんが担当します。
元気くんはリードつきで散歩するのは初めての経験です。
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現場にいるとわかりますが、彼らの足取りはとても軽いです。
放牧に出かけるのを楽しみにしているのです。
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旧とりっこの水辺に到着しました。
昔は一般の観覧者が中に入って水際のトナカイを観察できたのですが、
鳥インフル対策の結果今は立ち入りできなくなっています。
私も少し離れたところから見学です。
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リードをはずして放牧タイムです。
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気ままにあたりを歩いては気に入った草をむしゃむしゃ食べてます。
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泳ぐ能力は本能的に持っていても、トナカイが水に入るのに動機が必要です。
2015年の時は、サクラさんはサシバエから逃れるために水に入っていきました。
気持ちがいいことを覚えていたサクラさんは、その後の年も自発的に入っていました。
元気くんもルドルフくんも、サクラさんについて水に入っていきました。みんな個体の個性があります。

サクラさんがいない今年。
別のスタッフが対岸でペレットの器を振ってトナカイたちを呼んでいます。
柴田さんが浅瀬に入ると、元気くん、そしてルドルフくんも水に入りました。
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でもこの時は、元気くんがすぐ水から上がり、水際にいます。
ルドルフくんもそれに続いて上がり、おいしい野草を食べ始めました。
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この2頭は対岸のペレットに釣られたというより、柴田さんをリーダーとしてついていった感じがします。


元気くんは昨年(サクラさんについてですが)自発的に遊泳した子です。
きっと覚えているはずということで、元気くん1頭での遊泳を試してみることになりました。
今度は柴田さんは対岸でペレットの器を振って、元気くんを呼んでいます。
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今度はすんなり入り、対岸へ向かって泳ぎ始めました。
このあたりはもう元気くんの背は届いていないですが、パニックになることもありません。
さすがトナカイさんという感じです。
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柴田さんの待つ対岸まで泳ぎ切りました。

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元気くんは上陸したいのですが、こちら側の岸は鳥インフル対策に関連する工事で護岸が作られ
安全ネットも張られていて上陸はできません。
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柴田さんが元の岸の方に移動して元気くんを誘導します。
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道を急ぐ柴田さんの様子を目で確認して方向転換し、泳いでおいかけています。
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無事帰還できました。
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(当日かんりの吹き降りで、傘持ちながら撮影しているので映像が揺れる箇所があります。ご容赦ください)

泳ぐ方が注目されがちですが、この水辺での放牧が彼らは本当に大好きです。
陽があまりあたらず涼しい。
個体ごとやその日の気分で食べたいものはすごく違いがあるのですが、
自然の草から自分が好きなものを選んで食べ歩きできる。
この日は気温もあまり高くなくて涼しかったですが、暑くなったりサシバエがつきはじめたら池に逃れられる。
ここにいると幸せに暮せているのではないかと直感的に思います。
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ここが夏のトナカイ舎になったらいいのにね。
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今年のテスト放牧第1回は終了です。
みんなお疲れ様~
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みんなでおうちに帰ります。
元気くん(左側)のリードがたるんでいることに注目してください。
リードに引かれて歩いているのではなく、群れやリーダーについていっているのです。
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帰り道、リードを軽く引いても動かないルドルフくん。
お散歩や放牧を本当に大好きなので、帰宅拒否してるのです。でも今日はもう終わりね。
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つづく。。。

by rakudateikoraku | 2018-08-08 09:08 | 偶蹄目 | Comments(0)
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