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おめでとう! 京都 マンドリルの赤ちゃん第5子誕生
8月25日の朝(今朝!)、京都のマンドリル ベンケイさんとオネさん夫婦に第5子が誕生しました
運よく誕生当日に会うことができました。
園に到着したのが午後になっていたので、マンドリルたちはすでに室内に収容されていました。

赤ちゃんを抱いているオネさん
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誕生当日でもとてもしっかりしたお顔をしていますね。
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最初から毛深いです。
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まだ長いへその緒をひきずっていました。
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オネさんが食事していると、下から様子を見ていました。
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ママが食べてたものに興味があるのかな?
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ちょっと眠くなったかな。
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どうか元気に育ちますように。。。
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ベンケイおめでとう!
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ディアマンテちゃんとヨシツネちゃん、お姉ちゃんお兄ちゃんになったね!
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(8月25日撮影)

by rakudateikoraku | 2018-08-25 22:34 | サル | Comments(0)
ラフちゃん&ラッキーくんの近況(2018/08)~その2 ラッキーくんの成長
八木山のラッキーくん
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園の個体表示には「いつも口が開いている」と書いてありますが、
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きりっと閉じていることもありますよ。
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全身が夏毛に生え変わっていますが、頭頂部だけ黒い毛が残っています。
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(ここまで8月4日撮影)

昨年4月に展示開始された直後(当時1歳4ヶ月)の体つきと比べてみましょう。
若いラクダのこぶはだいたいひょろっとしていますが、ラッキーくん(右)のこぶはさらに傾いています。
左側のラフちゃんと比べると小柄な感じ。
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(以上2枚は、2017年5月2日撮影)

それが1年と3か月で太い首とでっかい胴体の立派な体格に。
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ラフちゃんに遜色ないくらい。でもまだまだ大きくなるでしょう。
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こぶも充実してきて、前の方は立派に立ち上がるようになりました。
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後ろの方のこぶも成長しているので、これからさらに立派になることでしょう。
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八木山では、ラクダさんたちの健康管理のため、ハズバンダリートレーニングを
行ってくださっています。ラフちゃんのトレーニングの様子は何度か見学したことがありますが、今回ラッキーくんのトレーニングも見学できました。
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体温(直腸温)の測定は、トレーニングではなく実際に測定していました。37度だそうです。測定に2分近くかかるのですが、お利口さんのラッキーくんその間じっとしていてくれました。
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背中に荷重をかけるトレーニング。
将来もしかしてライドの仕事をすることがあっても対応できるようにやっています。
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見学したことがなかったのですが、今年3月くらいからトレーニングに取り組んでくださっているとのことです。私は遠隔地から会いに来るので、頻繁に様子を見ることはできませんが、しっかり健康管理してくださっていて安心です。
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(8月8日撮影)

by rakudateikoraku | 2018-08-13 21:18 | フタコブラクダ | Comments(0)
ラフちゃん&ラッキーくんの近況(2018/08)~その1 ふたりの距離
夏休みのラフちゃんとラッキーくんに会いに来ました。
人懐こいラッキーくん。まだ幼くこの柵の間から首を伸ばせるので、安全管理上細かい網が張られています。
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ラフちゃん。成長したラフちゃんはもうこの柵の間を頭が通りません。
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流し目♪
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離れたところでラフちゃんが草を食べていると、いそいそ近づいていくラッキーくん
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ラッキーくんがグラウンドに座って休んでいると、ラフちゃんが近づいてきて
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ラッキーくんの横にたたずみ
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横に座りました。
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ラフちゃんが横に座るとだらりんとラッキーくん
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ラフちゃんもごろん。後ろでラッキーくんがラフちゃんのこぶを、こっそりくんくん
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ラフちゃんが砂浴びしていると
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悪戯っぽい表情でラッキーくんが近づいてきた。。。
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あ、まーたラフちゃんのこぶ噛んでる!ラフちゃんのこぶに足までかけてるし!
すかさず逃れるラフちゃん
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ちょっと残念そうなラッキーくん、でもそれ以上深追いはしません。
ラフちゃんも怒りませんでした。
ふたたび平和な時間に。
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自分だけの時間もあるけれど、気がついたら横にいて一緒に時間を過ごしている
悪戯したり、喧嘩になったりすることもない
つかず離れず、絶妙な距離感のふたりでした。

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もう、早く結婚しちゃえ!
と言いたくなりますが、ラッキーくんはまだ2歳半の少年ラクダ、大人になるにはまだ1年か1年半かかるのです。
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仲良くふたりの時間を楽しんでね。
既にお年頃のラフちゃんはラッキーくんを待っていますよ。

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つづく。。。
(8月4日撮影)

by rakudateikoraku | 2018-08-13 12:26 | フタコブラクダ | Comments(0)
大宮のクビワペッカリーの双子の赤ちゃん
大宮のクビワペッカリーの双子の赤ちゃんに会ってきました。
(7月21日生まれ=生後30日目、一頭は♂で、もう一頭は♀とのこと)
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元気いっぱいです。
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こんな段差なんか軽く飛び越えます。
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ふたりでじゃれあってます
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左側の子が鼻で枯草をぶっ飛ばして右側の子にかけてしまいました。
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遊んだらおなかがすいたね。頻繁にママからミルクをもらっています。
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国内でクビワペッカリーさんが暮らしている園は多くありません。
そして4頭以上の群れで暮らしているところはさらに少ないです。
こちらの園ではテンくん♂ イズさん♀のご夫婦に、去年生まれの兄弟、そして今夏生まれの赤ちゃんの6頭で暮らしています。
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みんなとても仲良しです。
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私は群れで暮らすペッカリーさんをこの園で初めて見たのですが、
赤ちゃんはママさんだけでなく群れのみんなで育てられている感じでした。
子供だけでも遊びますが、近くにいる大人がよくかまってあげています。
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愛情たっぷりの家族の幸せな時間を過ごしていて、観察していてほっこりしました。
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お昼寝の時間。暑い日なのにくっついて眠っていました。
赤ちゃんもおとなペッカリーに交じって、背中に乗って休んでいます。
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ママといっしょで嬉しいね♪
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元気ですくすく育ってね。
(8月9日撮影)





by rakudateikoraku | 2018-08-10 21:18 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイたちの夏2018~その3 科学の力でトナカイを守る
トナカイのテスト放牧、2日目も見学に行ってきました。

旧とりっこの水辺の全景です。
初日は風雨の中のテスト放牧だったのですが、このタイミングでは青空が見えていました。
でも気温はこの時期としてはかなり低めでした。
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今日は元気くん(手前)一頭でのお散歩です。
同居しているルドルフくん(奥)、当然今日も一緒に行けると思い込んで必死にアピールしていましたが、今日はお留守番。
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やっぱりリードたるんでいます。
ここにはトナカイは元気くん一頭しかいませんが、「群れのリーダー」である柴田さんに自発的についていくのです。
(安全管理上リードはつけます)
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旧とりっこの水辺へ入っていきます。
一般客である私は今日も外から見学です。
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今日もたっぷり自然の草を食べてくれました。
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前日のテストを踏まえて、この日は最初から柴田さんが対岸で元気くんを呼んでいました。
元気くんの遊泳の様子をご覧ください。



二日連続成功。元気くん、ママがいなくてもソロで立派に泳げることを証明してくれましたね。
2016年に元気くんがテストした際は、まだ対側は岸から上陸できたのです。
でも今は護岸工事され、安全管理のためネットが張られていて上陸はできません。
せっかく対岸まで泳いできたのにまた帰っていったのは、元気くんは上陸できないのを理解したのかもしれません。


さてこの水辺での放牧をしているときのトナカイは、素人が見ていても直感的に幸せそうに感じますし、魅力がいっぱいです。
しかし動物の幸せを追及する取り組みは、漠然と行っていても継続・展開が難しくなります。
これからの時代は、動物の状態や取り組みの効果を可視化し、科学的に評価することが求められています。

暑さに弱いトナカイの体温の状態の監視、以前であれば目視やトナカイの呼気を肌で感じるなど
飼育担当者の経験に基づいた方法で行われていました。
今の大森山では、園内数か所の温度センサーの他、トナカイの首のところに皮膚の温度センサーを装着してあり、
数分間隔で自動的に測定し無線でサーバーに送信して記録されるシステムが構築されて使われてきています。

2016年に行われた大森山動物園、岩手大学、株式会社アーズの共同研究(大森山Facebook記事)で、
暑さに弱いトナカイの体温実態を調べようという取り組みが行われました
この際に構築されたシステムが調整改善されてきました。
当時は雁来ちゃん一頭にセンサが装着されていましたが、
遊泳に参加していたサクラちゃん、元気くんには装着されていませんでした。

今年は、ルドルフくん、元気くん、雁来ちゃんの3頭にセンサーが装着されています。
センサ装着場所も試行錯誤を繰り返し、トナカイが活動しても遊泳しても安定して温度測定できるこの場所になったそうです。
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多くの動物の状態は体重測定で行われていました。最近はいくつかの動物で定期的に体温測定を行う園が増えていますが、
測定頻度はそれほど多くありません。

このシステム、夜間や休日なども含めて、担当者が人力で確認したり、確認できない時に想像に頼るのではなく、
はるかに細かいメッシュで常時動物の状態を確認できます。
サシバエがひどくてトナカイさんが暴走しているといった突発的な事象も、体温の変化により発見して対処したり、
なにかあった時に後から検証することが可能になります。

このセンサーは測定しやすい皮膚の温度を測定するものですが、動物の体温として測定されるのは一般的には直腸温です。
しかし直腸温をリアルタイムで測定するセンサーも既に開発されていて、トナカイでのテストも実施済とのことです。
皮膚温と直腸温を組み合わせれば、皮膚温でのモニタリングが体温管理でどの程度の精度なのかも評価できます。

測定した温度の推移は、いつでもどこでも、スマホなどで確認することができます。
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この写真では少しわかりにくいですが、元気くんの体温センサーの温度は、この日の遊泳中1度くらい下がったことが
わかりました。このテスト放牧の日は気温があまり高くなかったし、若い元気くんにはサシバエがまだあまり
つかない(ルドルフくんにはたくさんついていました)し、放牧・遊泳の効果はこの程度でした。
しかし、より気温が高い日やサシバエ被害がひどい状況のときには、放牧・遊泳はもっと効果が期待できるでしょう。
またそれを科学的に評価する基盤もできたことになります。

今後この基盤での取り組みのデータが蓄積されたり基盤を生かした研究が行われて、
取り組みが発展したり展開していき、トナカイたちが幸せに暮らしていけることに大いに期待です。


昔の感覚では、仕事中にスマホ見てたら怒られるところですが、
これからは飼育に欠かせないツールとして活用される時代が来るかもしれませんね。
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(8月7日撮影)

by rakudateikoraku | 2018-08-09 16:31 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイたちの夏2018~その2 今年初めての放牧と遊泳
夏の大森山では、トナカイさんを獣舎のグラウンドからお散歩に連れ出して、園内にある塩曳潟という
池(旧とりっこの水辺)のほとりで放牧したり、塩曳潟で遊泳してもらう取り組みを2015年から続けておられます。
サシバエの被害がピークになる7月末から8月のころに放牧や遊泳を始められます。
今年は運よくテスト放牧初日の様子を見学することができました。

※担当飼育員 柴田さんがこんなことを始められた経緯は2015年当時のブログ記事をご参照ください。

当時私が見学したのはサクラさん♀ (2018年2月没)のソロでの遊泳でした。
サクラさんは群れのリーダー格のトナカイです。
トナカイはあんまり自己主張するタイプではなく、他の個体と一緒にいると安心するし、ついていきたがるタイプです。
ルドルフくんはまさにそのような性格で、サクラさんがリードすると水に入ることができました。

2016年6月にサクラさんとルドルフくんの間に元気くんが生まれたのですが、
その年の夏は母子での放牧や遊泳にも成功しました。

2016年当時の写真に記録されていますが、子トナカイは母親についていくし、先ほど書いた習性で逃げないので
リードはつけていませんでした。

今年の放牧は、ルドルフくんと元気くんが担当します。
元気くんはリードつきで散歩するのは初めての経験です。
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現場にいるとわかりますが、彼らの足取りはとても軽いです。
放牧に出かけるのを楽しみにしているのです。
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旧とりっこの水辺に到着しました。
昔は一般の観覧者が中に入って水際のトナカイを観察できたのですが、
鳥インフル対策の結果今は立ち入りできなくなっています。
私も少し離れたところから見学です。
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リードをはずして放牧タイムです。
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気ままにあたりを歩いては気に入った草をむしゃむしゃ食べてます。
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泳ぐ能力は本能的に持っていても、トナカイが水に入るのに動機が必要です。
2015年の時は、サクラさんはサシバエから逃れるために水に入っていきました。
気持ちがいいことを覚えていたサクラさんは、その後の年も自発的に入っていました。
元気くんもルドルフくんも、サクラさんについて水に入っていきました。みんな個体の個性があります。

サクラさんがいない今年。
別のスタッフが対岸でペレットの器を振ってトナカイたちを呼んでいます。
柴田さんが浅瀬に入ると、元気くん、そしてルドルフくんも水に入りました。
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でもこの時は、元気くんがすぐ水から上がり、水際にいます。
ルドルフくんもそれに続いて上がり、おいしい野草を食べ始めました。
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この2頭は対岸のペレットに釣られたというより、柴田さんをリーダーとしてついていった感じがします。


元気くんは昨年(サクラさんについてですが)自発的に遊泳した子です。
きっと覚えているはずということで、元気くん1頭での遊泳を試してみることになりました。
今度は柴田さんは対岸でペレットの器を振って、元気くんを呼んでいます。
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今度はすんなり入り、対岸へ向かって泳ぎ始めました。
このあたりはもう元気くんの背は届いていないですが、パニックになることもありません。
さすがトナカイさんという感じです。
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柴田さんの待つ対岸まで泳ぎ切りました。

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元気くんは上陸したいのですが、こちら側の岸は鳥インフル対策に関連する工事で護岸が作られ
安全ネットも張られていて上陸はできません。
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柴田さんが元の岸の方に移動して元気くんを誘導します。
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道を急ぐ柴田さんの様子を目で確認して方向転換し、泳いでおいかけています。
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無事帰還できました。
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(当日かんりの吹き降りで、傘持ちながら撮影しているので映像が揺れる箇所があります。ご容赦ください)

泳ぐ方が注目されがちですが、この水辺での放牧が彼らは本当に大好きです。
陽があまりあたらず涼しい。
個体ごとやその日の気分で食べたいものはすごく違いがあるのですが、
自然の草から自分が好きなものを選んで食べ歩きできる。
この日は気温もあまり高くなくて涼しかったですが、暑くなったりサシバエがつきはじめたら池に逃れられる。
ここにいると幸せに暮せているのではないかと直感的に思います。
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ここが夏のトナカイ舎になったらいいのにね。
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今年のテスト放牧第1回は終了です。
みんなお疲れ様~
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みんなでおうちに帰ります。
元気くん(左側)のリードがたるんでいることに注目してください。
リードに引かれて歩いているのではなく、群れやリーダーについていっているのです。
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帰り道、リードを軽く引いても動かないルドルフくん。
お散歩や放牧を本当に大好きなので、帰宅拒否してるのです。でも今日はもう終わりね。
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つづく。。。

by rakudateikoraku | 2018-08-08 09:08 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイたちの夏2018~その1 森を育ててトナカイを守る
大森山では現在6頭のトナカイが暮らしています。
秋田は東北なので夏でも涼しいイメージですが、実際には結構暑くて、
厳しい寒さの地で活動するよう進化した身体を持つトナカイたちには暑すぎます。
彼らが日本の暑い夏でも元気に暮らせるように尽力されている取り組みを継続してとりあげてきましたが、
今年もトナカイたちの様子と取り組みの現場を見せていただきにいってきました。(8月6日撮影)

この場所の名前「トナカイとせせらぎの森」に相応しく、木が大きく茂り素敵なグラウンドになっていました。
このトナカイ舎に通い始めたころは、木がもっとまばらで陽がよくあたり、夏は秋田とは思えない暑さだったのですが、
日陰がたくさんできて、動物にも来園者にもとてもよい環境です。
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しかしこの森も自然に成長したわけではありません。
動物園の中の樹木は厳しい環境に晒されています。
トナカイは成長した角が年に1回落ちますが、その前の時期には痒い所をかくように
樹木の幹に角をごしごしこすりつけるので、幹が傷ついてしまいます。
それを防ぐため、トナカイにやられやすい時期には幹に巻いて防護、そしてそれ以外の時は巻いてあったのを
外して成長できるようにされています。
また日陰になるので樹木の下のところで動物がくつろぐ時間は多いのですが、木の根を踏んでいることになり、
それだけで木は弱ってしまいます。それを緩和するために根のところに砂を入れてクッションにされています。
さらには木に散水までやったり、剪定を控え目にしたり。

この森が陽を遮り、さらに散水との相乗効果で4度くらい温度を下げられるとのことでした。

暑さに弱い動物を守るという目的のため、遠回りに見えるけど数年間かけて、こうした人の努力で守り育ててできた森なのです。


ここで、現在暮らしているトナカイさんたちの紹介です。

今年4月28日生まれの春来(はるき)くん。春に私が偶然誕生に立ち会った子ですが
立派に成長していました。この月齢のトナカイとしては角は5cmくらい長いそうです。
体格もしっかり。
母雁来ちゃんが人間と距離を置く性格なので、親を見て春来ちゃんもあんまり人間には寄ってきません。
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日陰でくつろぐ春来くんの母雁来(かりき)ちゃん(奥側)。
首に巻いている黄色いバンドは体温を測定するセンサーです。
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母子が手前側のグラウンドで暮らしています。
幸い訪問した日は涼しかったので、みんな活発に動いていました。
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一番奥のグラウンドは、故サクラさんの息子 元気くんと、その父親のルドルフくんが暮らしています。

立派な角がとても格好いいルドルフくん。
飼育員さんが動物と同じグラウンドに入る「直接飼育」という手法では危なそうに見えますが、
ルドルフくんは自己主張をぶつけてくることも少なく問題はないそうです。
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元気くん(左)。彼も体が大人なみになりました。
昔は観覧通路にお客さんがいると寄ってくるような「こどもトナカイ」だったのですが、
今はそんなこともなく落ち着いたおとなトナカイになっていました。

お気づきかもしれませんが、今年から雁来ちゃんだけでなく、ルドルフくんと元気くんも体温センサーを装着しています。
これは、以前から取り組まれていた、常時体温をモニターして、科学的に健康管理を行う取り組みです。
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新しく千葉からやってきた2頭は真ん中のグラウンドにいました。
食べ物や温度管理など、ここの暮らしに慣れてもらう取り組みが続いています。
他のトナカイは夜はグラウンドで眠っているそうですが、千葉出身の子たちは夜は小屋で眠るそうです。
そのためグラウンドの散水以外に、小屋に常時ONの扇風機をつけるなど特別なケアもしてもらっています。
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つづく。。。

by rakudateikoraku | 2018-08-07 07:57 | 偶蹄目 | Comments(0)



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