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コアラと緑のジュース ~その3 桜花ちゃんのマッサージ
この日も、飼育員さんがコアラたちにユーカリのペーストをあげていました。
ウミちゃんはこれ好きみたいです。自分から手を伸ばしてもらいにいったりします。
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美味しい口してるね~
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次は桜花ちゃんの番です。
うとうとしている桜花ちゃん
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桜花ちゃん、起きようよ。。。
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ん~?
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起きた?
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桜花ちゃんの手をとって
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ハンドマッサージ?
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さすりさすり。桜花ちゃん気持ちよさそう。。。
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他のコアラたちは好きみたいなのですが、
桜花ちゃんは注射器からこのペーストをもらうのが嫌みたいなのです。
身体をなでたりマッサージしてあげたりして気を紛らわしながら、お口を開けてくれるのを待つ作戦のようです。

飼育員さんと桜花ちゃんの優しいかけひきを動画でご覧ください。



(8月25日撮影)

by rakudateikoraku | 2019-08-31 01:53 | 有袋類 | Comments(0)
これからも大森山のトナカイさんたちを幸せにするために~その3 未来への継承のために
その1ではトナカイ舎を離れて園内の塩曳潟で行っている完全放牧についてとりあげましたが、
トナカイ舎でも幸せを追求する取り組みが懸命に行われています。

トナカイ舎のグラウンド「トナカイとせせらぎの森」に緑に生い茂る木。
自然に成長したものではなく、飼育員の皆さんが中心になり、人間の努力によって
守り育てられたものです。これで夏の強い陽射しを遮ってくれます。
(詳しくは過去のブログ記事「大森山のトナカイたちの夏2018~その1 森を育ててトナカイを守る」をご覧ください)
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ミストなどの冷却対策
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こちらのグラウンドで暮らしているトナカイさんたちのサシバエ対策も欠かせません。
草食動物用によくハッカ油などが使われていますが、実際のところ効果が非常に少ないのだそうで、
より効果がある駆除剤を探して利用されています。
最近は新しい駆除剤を試して高い効果を確認されているそうです。


現在のところ塩曳潟での放牧は数頭ずつ数週間交代で連れて行ってもらっています。
私が訪問した際にはこちらのグラウンドには雁来ちゃん(赤い頭絡)と、雁来ちゃんの初めての子供の春来くん
(♂青い頭絡、2018年4月28日生まれ)が暮らしていました。
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トナカイさんの首の後ろのところには表皮温センサーが組み込まれており、トナカイ舎内・トナカイ舎周辺の気温含めて
常時計測していて、スマホからリアルタイムに確認できるようになっています。現在は3頭まで同時に測定できるそうです。
サシバエがつくとそれを起因にトナカイの体温急上昇が発生するので、即時把握し対応したり、
あるいは問題が起きていなかったか確認管理をされています。
また、散水・扇風機等による冷却、遊泳・水浴等施策の効果を客観的に確認し次に向けて気づきにする
等科学的な対応を行われています。
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(この写真のみ2018年8月7日撮影)

(詳しくは過去のブログ記事「大森山のトナカイたちの夏2018~その3 科学の力でトナカイを守る」をご覧ください)

昨年初めて岩手大学との共同研究でトナカイたちの行動調査をされたのですが、今年も岩手大学の皆さんが
大森山に長期間入って炎天下調査をされていました。
サシバエ等対策の各種施策の効果について統計的に分析するのです。
これによりサシバエ対策の効果が高い実施方法を再現性の高い形で科学的に確認し、
今後も取り組みが継承されていくバックアップとなることが期待できます。

このような施策の効果を調査するには、条件の違う数パターンで調査して統計的に比較することが必要です。
私が訪問した際には、さきほど書いたサシバエ駆除剤の効果の分析のため、グラウンドのトナカイさんたちには
駆除剤を使わないパターンで暮らしてもらっている真っ最中でした。(サシバエの被害がピークになる9月に駆除剤を
使うパターンの調査をするそうです)

そのため、駆除剤なしの雁来ちゃんと春来くんはサシバエに悩まされ、しょっちゅう歩き回ってていました。
最近使われている駆除剤の効果でここ数年このように苦しそうな状況はしばらく見ていなかったです。
改めてサシバエ対策の重要さを知ることとなりました。
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毎年進化を続けてきた大森山でのトナカイさんたちを幸せにするための「チームトナカイ」の取り組みは
一つのマイルストーンに近づいていると思います。
この取り組みがこれからも継承され、幸せな動物の姿とそれを守る皆さんの取り組みが来園者を魅了
し続けてほしいですね。
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(8月8日撮影)

by rakudateikoraku | 2019-08-27 02:15 | 偶蹄目 | Comments(0)
これからも大森山のトナカイさんたちを幸せにするために~その2 トナカイさんの幸せごはん
大森山のトナカイさんを幸せにするための取り組みのもう一つの柱はごはんです。

大森山ではトナカイさんに昔はイネ科の牧草をあげていましたが、
現在はマメ科の牧草ルーサンの良質なものを主にあげています。
しかもトナカイが1日に食べる量よりもかなり多くの量です。
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これはグラウンドをお掃除されて食べ残しを回収してきたものです。
たくさんの草が残されているように見えますね。
でも実際には、残されているのはルーサンの硬い茎の部分です。
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トナカイさんは噛む力がそれほど強くありません。
本来は歩き回りながらコケや木の葉の柔らかい部分を少しずつ食べて回る食性のようです。

動物園で用意している牧草には硬い茎の部分が含まれています。
その茎の量も含めた計算で一日に食べる量きっちりをあげていると、本来の食べ方では栄養が不足して飢餓状態になり、
硬い茎も食べざるを得なくなります。そのような飼育を長いこと続けていると歯が摩耗してしまい、
今度は十分な栄養が摂れずに衰弱が進み、長生きできなくなってしまうのです。

多すぎるように見えたごはんの量、それはトナカイさんの歯を大事にしながら必要な量の栄養をとってもらい、
長生きしてもらうために必要な量なのです。

~~~

大森山のトナカイの代名詞となった塩曳潟での放牧、遊泳による暑さとサシバエ対策が有名になりましたが
トナカイさんにごはんの面から幸せになってもらうための取り組みでもあります。

歯の摩耗と高温多湿で削痩していた高齢トナカイのサクラさん。
彼女を救えないかと塩曳潟へ連れ出したところから放牧の取り組みは始まりました。

塩曳潟の森では、いろんな種類の葉から好きなものを選んで少しずつというトナカイさん本来の食べ方ができます。
多様な自然の葉から選んで食べることで必要な栄養を摂れ、また柔らかい葉を選んで食べるので歯の摩耗も防げます。
この水辺の避暑地の暮らしで当時のサクラさんは健康を回復しました。
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(この2枚の写真のみ2015年8月10日撮影)


今回訪問時も、ルドルフと元気くんが森の中を歩き回りながら、好みの葉をつまんでいました。
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完全放牧下では、暑さ対策のケアはされていませんが、
食事については塩曳潟の木の葉だけでなく牧草などもあげて、トナカイさんが自分で選んで食べています。
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森の中で自然の葉を食べるルドルフ。
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来園者通路からは木の陰になって見にくいと思われる方もおられるかもしれませんが、
双眼鏡などで彼らの幸せな姿を探してみるのも動物園での楽しみですね。

つづく。。。
(8月8日撮影)

by rakudateikoraku | 2019-08-24 00:38 | 偶蹄目 | Comments(0)
これからも大森山のトナカイさんたちを幸せにするために~その1 水辺のトナカイさん
大森山で飼育されているトナカイたちの幸せを追求する取り組み、今年も現地を訪問して見学してきました。
このブログでは毎年見せていただきレポートしてきましたが、今年の様子を書く前に少し歴史を振り返ってみます。

東北と言っても秋田の夏は高温多湿、トナカイたちには暑すぎます。
さらにサシバエがつくと忌避して走り回りさらに体温が上昇するため、夜間十分休息できず体力を奪っていました。

このため虫よけスプレー噴霧によるサシバエ対策、散水、冷凍ペットボトルや濡れタオルの気化熱等、暑さ対策をされていた
のですが、それは傍で見ていても大変な労力をかけられていました。
当時の様子は2015年のブログ記事「大森山のトナカイさんを幸せにするために~その1」をご覧ください。
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2015年からは、トナカイをリードで連れて園内の塩曳潟の水辺に散歩させ、監視下で放牧する取り組みを始められました。
水辺の木陰で暑さをしのげるだけでなく、入水遊泳でついたサシバエをよけ体温を冷ませます。
最初の2015年は老齢のサクラさんが塩曳潟にやってきました。
(当時の様子は2015年の記事「大森山のトナカイさんを元気にするために~その2 泳ぐトナカイさん」をご覧ください)
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(2015年8月10日撮影)

2016年にはサクラさんと息子の元気くんが母子で泳ぐ様子を観察できました。
また、サシバエがついた時サクラさんが自発的に入水する様子も観察しました。
(当時の様子は2016年の記事
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(2016年8月15日撮影)

2018年にはルドルフと元気くんが泳いでいました。
(当時の様子は2018年の記事「大森山のトナカイたちの夏2018~その2 今年初めての放牧と遊泳」をご覧ください)

こうした取り組みは効果はあると思いましたが、飼育員さんがリードで連れていき監視しているということで、
継続していくには人的負担が重かったようです。

そのため、都度連れ出して連れ帰るのでなく、夜間も含めて塩曳潟にトナカイだけで暮らしてもらう完全放牧に取り組まれています。
2017年に初めて、サクラさんが一か月完全放牧で暮らしていました。
2018年は、2ペアを各2週間完全放牧されていました。

そして、今年2019年は暑さとサシバエ被害がある6月~9月の4か月間の完全放牧を計画されています。
(2頭ずつ数週間、放牧とグラウンドで交代)
この方法なら多大な人的負担をかけずに暑さ・サシバエ対策を行うことができ、
今後も取り組みが継承していただけることが期待できますね。



さて、今年私が訪問した時は、ルドルフと元気くんが放牧で暮らしていました。
水辺でたたずむルドルフくん
今年はなぜか塩曳潟の水位が異常に低く、岸辺が広くなったため
そこがトナカイさんの居場所になっていました。
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水辺の木陰で休む元気くん
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時々木の葉をつまみ食い。
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水の中を散歩する姿も
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不思議なことにルドルフは、水辺の日向でじっと立っていることが多いのでした。
木陰に入れば涼しいのにと思ったのですが、この場所の方がサシバエ被害が少ないようです。
また、中で作業された飼育員さんによると、水辺は風が吹いて比較的涼しかったそうです。
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つづく。。。
(8月8日撮影)





by rakudateikoraku | 2019-08-23 01:22 | 偶蹄目 | Comments(0)
アラトナちゃん、やすらかに
王子のシタツンガの赤ちゃん アラトナちゃん(2019/5/22生まれ)が7月31日に亡くなりました。
個体表示が撤去されているということを聞き、今朝現地で状況を確認したうえで、園に確認しました。
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治療に入り、また元気になってくれると信じていたのですが、
そのまま帰らぬシタツンガとなってしまいました。
せめてどうかやすらかに。
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(この写真のみ6月8日撮影)


そしてウトナちゃんたち残されたシタツンガたちの健康を願います。

今朝のウトナちゃん。初めての赤ちゃん、残念だったね。。。
私の心はあなたの傍にあります。
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アラトナちゃんの子育てのため、ウトナ・アラトナ母子と、
アスカ・こいと母子はグラウンドを分けられていたのですが、
またつながっていて、ウトナちゃんは右側のアスカ・こいとのグラウンドでもごはんを食べてました。
こいとちゃん(手前)は、久しぶりにウトナちゃん(奥)と接触したので緊張気味でした。
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ウトナちゃんやシタツンガたちを優しく見守ってあげてください。

(8月2日撮影)

by rakudateikoraku | 2019-08-02 11:28 | 偶蹄目 | Comments(0)



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