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これからも大森山のトナカイさんたちを幸せにするために~その3 未来への継承のために
その1ではトナカイ舎を離れて園内の塩曳潟で行っている完全放牧についてとりあげましたが、
トナカイ舎でも幸せを追求する取り組みが懸命に行われています。

トナカイ舎のグラウンド「トナカイとせせらぎの森」に緑に生い茂る木。
自然に成長したものではなく、飼育員の皆さんが中心になり、人間の努力によって
守り育てられたものです。これで夏の強い陽射しを遮ってくれます。
(詳しくは過去のブログ記事「大森山のトナカイたちの夏2018~その1 森を育ててトナカイを守る」をご覧ください)
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ミストなどの冷却対策
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こちらのグラウンドで暮らしているトナカイさんたちのサシバエ対策も欠かせません。
草食動物用によくハッカ油などが使われていますが、実際のところ効果が非常に少ないのだそうで、
より効果がある駆除剤を探して利用されています。
最近は新しい駆除剤を試して高い効果を確認されているそうです。


現在のところ塩曳潟での放牧は数頭ずつ数週間交代で連れて行ってもらっています。
私が訪問した際にはこちらのグラウンドには雁来ちゃん(赤い頭絡)と、雁来ちゃんの初めての子供の春来くん
(♂青い頭絡、2018年4月28日生まれ)が暮らしていました。
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トナカイさんの首の後ろのところには表皮温センサーが組み込まれており、トナカイ舎内・トナカイ舎周辺の気温含めて
常時計測していて、スマホからリアルタイムに確認できるようになっています。現在は3頭まで同時に測定できるそうです。
サシバエがつくとそれを起因にトナカイの体温急上昇が発生するので、即時把握し対応したり、
あるいは問題が起きていなかったか確認管理をされています。
また、散水・扇風機等による冷却、遊泳・水浴等施策の効果を客観的に確認し次に向けて気づきにする
等科学的な対応を行われています。
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(この写真のみ2018年8月7日撮影)

(詳しくは過去のブログ記事「大森山のトナカイたちの夏2018~その3 科学の力でトナカイを守る」をご覧ください)

昨年初めて岩手大学との共同研究でトナカイたちの行動調査をされたのですが、今年も岩手大学の皆さんが
大森山に長期間入って炎天下調査をされていました。
サシバエ等対策の各種施策の効果について統計的に分析するのです。
これによりサシバエ対策の効果が高い実施方法を再現性の高い形で科学的に確認し、
今後も取り組みが継承されていくバックアップとなることが期待できます。

このような施策の効果を調査するには、条件の違う数パターンで調査して統計的に比較することが必要です。
私が訪問した際には、さきほど書いたサシバエ駆除剤の効果の分析のため、グラウンドのトナカイさんたちには
駆除剤を使わないパターンで暮らしてもらっている真っ最中でした。(サシバエの被害がピークになる9月に駆除剤を
使うパターンの調査をするそうです)

そのため、駆除剤なしの雁来ちゃんと春来くんはサシバエに悩まされ、しょっちゅう歩き回ってていました。
最近使われている駆除剤の効果でここ数年このように苦しそうな状況はしばらく見ていなかったです。
改めてサシバエ対策の重要さを知ることとなりました。
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毎年進化を続けてきた大森山でのトナカイさんたちを幸せにするための「チームトナカイ」の取り組みは
一つのマイルストーンに近づいていると思います。
この取り組みがこれからも継承され、幸せな動物の姿とそれを守る皆さんの取り組みが来園者を魅了
し続けてほしいですね。
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(8月8日撮影)

by rakudateikoraku | 2019-08-27 02:15 | 偶蹄目 | Comments(0)
これからも大森山のトナカイさんたちを幸せにするために~その2 トナカイさんの幸せごはん
大森山のトナカイさんを幸せにするための取り組みのもう一つの柱はごはんです。

大森山ではトナカイさんに昔はイネ科の牧草をあげていましたが、
現在はマメ科の牧草ルーサンの良質なものを主にあげています。
しかもトナカイが1日に食べる量よりもかなり多くの量です。
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これはグラウンドをお掃除されて食べ残しを回収してきたものです。
たくさんの草が残されているように見えますね。
でも実際には、残されているのはルーサンの硬い茎の部分です。
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トナカイさんは噛む力がそれほど強くありません。
本来は歩き回りながらコケや木の葉の柔らかい部分を少しずつ食べて回る食性のようです。

動物園で用意している牧草には硬い茎の部分が含まれています。
その茎の量も含めた計算で一日に食べる量きっちりをあげていると、本来の食べ方では栄養が不足して飢餓状態になり、
硬い茎も食べざるを得なくなります。そのような飼育を長いこと続けていると歯が摩耗してしまい、
今度は十分な栄養が摂れずに衰弱が進み、長生きできなくなってしまうのです。

多すぎるように見えたごはんの量、それはトナカイさんの歯を大事にしながら必要な量の栄養をとってもらい、
長生きしてもらうために必要な量なのです。

~~~

大森山のトナカイの代名詞となった塩曳潟での放牧、遊泳による暑さとサシバエ対策が有名になりましたが
トナカイさんにごはんの面から幸せになってもらうための取り組みでもあります。

歯の摩耗と高温多湿で削痩していた高齢トナカイのサクラさん。
彼女を救えないかと塩曳潟へ連れ出したところから放牧の取り組みは始まりました。

塩曳潟の森では、いろんな種類の葉から好きなものを選んで少しずつというトナカイさん本来の食べ方ができます。
多様な自然の葉から選んで食べることで必要な栄養を摂れ、また柔らかい葉を選んで食べるので歯の摩耗も防げます。
この水辺の避暑地の暮らしで当時のサクラさんは健康を回復しました。
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(この2枚の写真のみ2015年8月10日撮影)


今回訪問時も、ルドルフと元気くんが森の中を歩き回りながら、好みの葉をつまんでいました。
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完全放牧下では、暑さ対策のケアはされていませんが、
食事については塩曳潟の木の葉だけでなく牧草などもあげて、トナカイさんが自分で選んで食べています。
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森の中で自然の葉を食べるルドルフ。
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来園者通路からは木の陰になって見にくいと思われる方もおられるかもしれませんが、
双眼鏡などで彼らの幸せな姿を探してみるのも動物園での楽しみですね。

つづく。。。
(8月8日撮影)

by rakudateikoraku | 2019-08-24 00:38 | 偶蹄目 | Comments(0)
これからも大森山のトナカイさんたちを幸せにするために~その1 水辺のトナカイさん
大森山で飼育されているトナカイたちの幸せを追求する取り組み、今年も現地を訪問して見学してきました。
このブログでは毎年見せていただきレポートしてきましたが、今年の様子を書く前に少し歴史を振り返ってみます。

東北と言っても秋田の夏は高温多湿、トナカイたちには暑すぎます。
さらにサシバエがつくと忌避して走り回りさらに体温が上昇するため、夜間十分休息できず体力を奪っていました。

このため虫よけスプレー噴霧によるサシバエ対策、散水、冷凍ペットボトルや濡れタオルの気化熱等、暑さ対策をされていた
のですが、それは傍で見ていても大変な労力をかけられていました。
当時の様子は2015年のブログ記事「大森山のトナカイさんを幸せにするために~その1」をご覧ください。
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2015年からは、トナカイをリードで連れて園内の塩曳潟の水辺に散歩させ、監視下で放牧する取り組みを始められました。
水辺の木陰で暑さをしのげるだけでなく、入水遊泳でついたサシバエをよけ体温を冷ませます。
最初の2015年は老齢のサクラさんが塩曳潟にやってきました。
(当時の様子は2015年の記事「大森山のトナカイさんを元気にするために~その2 泳ぐトナカイさん」をご覧ください)
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(2015年8月10日撮影)

2016年にはサクラさんと息子の元気くんが母子で泳ぐ様子を観察できました。
また、サシバエがついた時サクラさんが自発的に入水する様子も観察しました。
(当時の様子は2016年の記事
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(2016年8月15日撮影)

2018年にはルドルフと元気くんが泳いでいました。
(当時の様子は2018年の記事「大森山のトナカイたちの夏2018~その2 今年初めての放牧と遊泳」をご覧ください)

こうした取り組みは効果はあると思いましたが、飼育員さんがリードで連れていき監視しているということで、
継続していくには人的負担が重かったようです。

そのため、都度連れ出して連れ帰るのでなく、夜間も含めて塩曳潟にトナカイだけで暮らしてもらう完全放牧に取り組まれています。
2017年に初めて、サクラさんが一か月完全放牧で暮らしていました。
2018年は、2ペアを各2週間完全放牧されていました。

そして、今年2019年は暑さとサシバエ被害がある6月~9月の4か月間の完全放牧を計画されています。
(2頭ずつ数週間、放牧とグラウンドで交代)
この方法なら多大な人的負担をかけずに暑さ・サシバエ対策を行うことができ、
今後も取り組みが継承していただけることが期待できますね。



さて、今年私が訪問した時は、ルドルフと元気くんが放牧で暮らしていました。
水辺でたたずむルドルフくん
今年はなぜか塩曳潟の水位が異常に低く、岸辺が広くなったため
そこがトナカイさんの居場所になっていました。
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水辺の木陰で休む元気くん
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時々木の葉をつまみ食い。
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水の中を散歩する姿も
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不思議なことにルドルフは、水辺の日向でじっと立っていることが多いのでした。
木陰に入れば涼しいのにと思ったのですが、この場所の方がサシバエ被害が少ないようです。
また、中で作業された飼育員さんによると、水辺は風が吹いて比較的涼しかったそうです。
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つづく。。。
(8月8日撮影)





by rakudateikoraku | 2019-08-23 01:22 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイさん再訪(2019/05)
梅雨に入る直前の大森山のトナカイさんたちを訪ねてきました。
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いつものように寄ってきてくれる春来くん。
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生えてきた今年の角の先が2つに分かれてますね!
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去年は枝分かれのない小鬼のような角でした。
誕生後2年目にして角の枝の勝が増えましたね。
この仔は元気に強く成長しそうな予感がします。

母 雁来(かりき)さん
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成長した春来くんは雁来さんとほぼ同じくらいまで成長しました。
顔つきや姿も似ているので見分けつきにくいです。
でもさっきヒントを書きましたね。
左側、角が二股に枝分かれしているのが春来くんです。
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ルドルフ(奥)と元気くん(手前)です。
♂どうしということで、前回訪問した時には別居していたのですが、
今回は同居しています。
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でもいつも一緒にいるのではなく、それぞれ自分の居場所を決めてそこでくつろいでいました。
♂どうし、本当は別にいるほうが快適なのかもしれません。

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まだ表情が子供っぽい元気くん。角は2つの枝に分かれてます。
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立派な角のルドルフくん。
元気くんや春来くんが成長して、将来こんなカッコいい姿になるのを見るのが楽しみです。
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千葉から移動してきたコマチ(左)とルイ(右)も元気そうです。
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冬には冬毛に夏には夏毛になるという本来の換毛のサイクルもほぼ取り戻したようです。
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大森山ではトナカイさんの健康を追求するため、食事の内容を工夫されています。
草食によく与えられるイネ科牧草のチモシーではなく、栄養価の高いマメ科牧草のルーサン。

牧草にはやわらかい葉の部分と固い茎の部分が混じっています。
しかし食べる量だけ給餌すると、そのなかにはかなりの茎が混じっています。
本来動物は主にやわらかい部分を食べていますが、それだけだと栄養不足になってしまうのです。
飢えてくると固い茎も食べますが、それでは歯が早く痛んでしまい、草を食べて十分な栄養を摂ることが
できなくなって命を縮めます。
そのため、動物が実際に食べる量の数倍の量を用意して、彼らが食べたいところだけ
食べても十分な栄養を摂れるようにされているのです。

通常鳥に使われているペレット。これもトナカイさんにあげています。
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さらにウシ用の飼料も栄養補助として使われています。

こうした飼育方法が彼らを支えました。
この場所や暮らしに慣れ、また十分な栄養で余裕ができてきたのか、
2頭ともとても優しい感じになりました。
ルイくんは神経質で、小屋に閉じこもっていたり、グラウンドに入った飼育員さんを威嚇するなど荒い気質だったのが、
飼育員さんが中で作業していても穏やかにしているので、安心して作業されているようです。
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ルイくんの角の間のところをマッサージしてあげています。
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ルイくん、人懐こくすらなっていました。
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大森山の夏の名物となってきた、トナカイのお散歩も、
原点は食事の管理による健康の追求であることがわかります。
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さて、この日の秋田の気温は28度を超えました。
真夏並み、この時期としては異常な高温です。
早速散水設備を稼働、これでグラウンドの気温は1度以上下がります。
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去年はトナカイのお散歩をさらに進めて、塩曳潟での放牧を実現されています。
これからの暑くなる季節に向けて、塩曳潟へのお散歩コースの草抜き等の準備も進められていました。
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トナカイさんたちは今年の夏もきっと健やかに過ごせることでしょう。
また様子を見に行きたいです。
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(5月18日撮影)

by rakudateikoraku | 2019-05-21 02:49 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイさん再訪(2019/02)その3~千葉から来たトナカイたちと群れのみんなの近況
大森山で暮らしている6頭のトナカイさんたちの冬の姿を紹介していきましょう。
雁来ちゃん(左の赤い頭絡、2013年6月12日釧路生まれ)と息子の春来ちゃん(2018年4月28日大森山生まれ)
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仲良し母子です。
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ルドルフくん(2013年5月21日生まれ)
立派な角の持ち主なのですが、角が落ちてすっかりおとなしくなっていました。
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人懐こいのは同じ
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元気くん(2016年6月14日生まれ、故サクラさんの最後の子)。2歳でもうすっかり大人の仲間入り。
本来♂のトナカイはもっと早く角が落ちるのが普通ですが、2月なのにまだ角が残っています。
昨年夏に訪問した時はルドルフくんと元気くんで同居していたのですが、今回は別居していました。
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大人になったけど甘えん坊で近寄ってきます。ただこの角で近づいてくると危ないです。
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グラウンドから遠いところにいると、構ってほしそうな目で見つめていました。
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ルイくんとコマチさんは、千葉市動物公園の「家畜の原種ゾーン」の閉鎖 に伴い、
昨年6月大森山動物園に移動していたトナカイ さんです。

昼頃トナカイ舎の真ん中のグラウンドをのぞいてみると、ルイくんの姿がありました。
(2010年5月21日 多摩生まれ、撮影時8歳)
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隣のフェンスの方へ
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春来ちゃんがやってきて、ルイくんと会話していました。
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舌を出しているルイくん。挨拶しているみたい。
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座って休んでいる雁来ちゃんと春来ちゃん、その向こう側でルイくんが水を飲んでいます。
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振り向いたルイ君と目が合いました。
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ウシっぽい。。。
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こちらを見ながら
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歩いてきました
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ルイくん、間近に来てくれました。
トナカイは「馴鹿(じゅんろく)」とも言われ、その名の通り人懐こい性格です。
このグラウンドのところは人通りが少ないので、私が珍しかったのかも。
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大きな目ともふもふしたお口が可愛いね~
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さて、コマチさん(2003年5月24日大森山生まれ 撮影時15歳)小屋の中にいることが多く、
グラウンドではレアキャラになっているそうです。
何回か見に行ったら、午後に1度だけ会うことができました。


雪を食べています。片方の角が少し残っています。
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暑い千葉からやってきた2頭が秋田の気候や環境、飼育方法にすっかり馴染んでいたのでよかったです。
特にコマチさんは高齢ですが、これからも健やかに暮らしてもらいたいです。

みんな、またやってくる夏に備えてしっかり身体を作っておいてくださいね。
(2月10日撮影)



by rakudateikoraku | 2019-03-05 01:29 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイさん再訪(2019/02)その2~雁来ちゃんトラと遭遇する
今日もトナカイのお散歩の時間です。
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最近の雪の動物園でのトナカイのお散歩はサクラさん(2018年2月没)が主に担当していました。
雁来ちゃんにとっては今冬は本格的なお散歩デビューですね。

トナカイのお散歩では猛獣舎の方まで歩いていきます。
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正面のアムールトラの運動場で、ヒロシくんが雁来ちゃんの方をガン見しています。
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ヒロシくんの方を見つめる雁来ちゃん

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雁来ちゃんはこちらに近づくのは慣れていません。
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本当にこっち行くの?
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まあ試しに行ってみましょう
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サクラさんがここまで散歩に来た時はヒロシくんのことは全く気に留めていませんでした。
でも慣れていない雁来ちゃんはびっくりしたようです。むしろこれが普通の反応ですね汗
ヒロシくんも大興奮で遊んでくれました。
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つづく。。。
(2月10日撮影)







by rakudateikoraku | 2019-03-02 01:48 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイさん再訪(2019/02)その1~トナカイさんとお散歩
半年ぶりに大森山の「トナカイとせせらぎの森」を訪ねました。
前回は真夏でしたが、今回は暑い日本でトナカイが一番イキイキしている真冬の訪問です。
しかも雪が積もった日でした。
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雁来ちゃん(左)とその息子 2018年4月28日生まれの春来ちゃん(訪問時 生後約9か月)です。
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春来ちゃんは、赤ちゃんの頃から通りかかる人についていく人懐こい仔でした。
今もその人懐こさは健在でした。
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近すぎるよ~

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今日はお散歩のイベントの日です。
飼育員さんが迎えに来ました。色めき立つ春来ちゃんと雁来ちゃん
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お散歩担当は雁来ちゃんです。
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トナカイさんが歩いているとカチカチ音がします。
群れで歩いている時に後ろから来る仲間を導くのに助けになるそうです。


面積の大きな足で、柔らかい雪にも沈まずに歩けます。
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飼育員さんは、集まってきたお客さんたちに雁来ちゃんを囲むように言いました。
動物のお散歩の時は後ろに立ったり囲むようなことは普通はするべきではないです。
しかしトナカイは群れで生きている動物で、むしろこうして囲まれている方が落ち着くのです。
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雁来ちゃんの背中の毛を触らせてもらったら、毛の割と中の方まで濡れています。
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お散歩に出てから時間が経ってくると、雁来ちゃんの落ち着きがなくなってきました。
残してきた息子の春来ちゃんが気になってしまうのです。
おうちに戻りましょう。



春来ちゃんが迎えてくれました。お帰り~
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雁来ちゃん、また遊びにいこうね~
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つづく
(2月9日撮影)




by rakudateikoraku | 2019-03-01 01:10 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイたちの夏2018~その3 科学の力でトナカイを守る
トナカイのテスト放牧、2日目も見学に行ってきました。

旧とりっこの水辺の全景です。
初日は風雨の中のテスト放牧だったのですが、このタイミングでは青空が見えていました。
でも気温はこの時期としてはかなり低めでした。
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今日は元気くん(手前)一頭でのお散歩です。
同居しているルドルフくん(奥)、当然今日も一緒に行けると思い込んで必死にアピールしていましたが、今日はお留守番。
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やっぱりリードたるんでいます。
ここにはトナカイは元気くん一頭しかいませんが、「群れのリーダー」である柴田さんに自発的についていくのです。
(安全管理上リードはつけます)
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旧とりっこの水辺へ入っていきます。
一般客である私は今日も外から見学です。
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今日もたっぷり自然の草を食べてくれました。
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前日のテストを踏まえて、この日は最初から柴田さんが対岸で元気くんを呼んでいました。
元気くんの遊泳の様子をご覧ください。



二日連続成功。元気くん、ママがいなくてもソロで立派に泳げることを証明してくれましたね。
2016年に元気くんがテストした際は、まだ対側は岸から上陸できたのです。
でも今は護岸工事され、安全管理のためネットが張られていて上陸はできません。
せっかく対岸まで泳いできたのにまた帰っていったのは、元気くんは上陸できないのを理解したのかもしれません。


さてこの水辺での放牧をしているときのトナカイは、素人が見ていても直感的に幸せそうに感じますし、魅力がいっぱいです。
しかし動物の幸せを追及する取り組みは、漠然と行っていても継続・展開が難しくなります。
これからの時代は、動物の状態や取り組みの効果を可視化し、科学的に評価することが求められています。

暑さに弱いトナカイの体温の状態の監視、以前であれば目視やトナカイの呼気を肌で感じるなど
飼育担当者の経験に基づいた方法で行われていました。
今の大森山では、園内数か所の温度センサーの他、トナカイの首のところに皮膚の温度センサーを装着してあり、
数分間隔で自動的に測定し無線でサーバーに送信して記録されるシステムが構築されて使われてきています。

2016年に行われた大森山動物園、岩手大学、株式会社アーズの共同研究(大森山Facebook記事)で、
暑さに弱いトナカイの体温実態を調べようという取り組みが行われました
この際に構築されたシステムが調整改善されてきました。
当時は雁来ちゃん一頭にセンサが装着されていましたが、
遊泳に参加していたサクラちゃん、元気くんには装着されていませんでした。

今年は、ルドルフくん、元気くん、雁来ちゃんの3頭にセンサーが装着されています。
センサ装着場所も試行錯誤を繰り返し、トナカイが活動しても遊泳しても安定して温度測定できるこの場所になったそうです。
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多くの動物の状態は体重測定で行われていました。最近はいくつかの動物で定期的に体温測定を行う園が増えていますが、
測定頻度はそれほど多くありません。

このシステム、夜間や休日なども含めて、担当者が人力で確認したり、確認できない時に想像に頼るのではなく、
はるかに細かいメッシュで常時動物の状態を確認できます。
サシバエがひどくてトナカイさんが暴走しているといった突発的な事象も、体温の変化により発見して対処したり、
なにかあった時に後から検証することが可能になります。

このセンサーは測定しやすい皮膚の温度を測定するものですが、動物の体温として測定されるのは一般的には直腸温です。
しかし直腸温をリアルタイムで測定するセンサーも既に開発されていて、トナカイでのテストも実施済とのことです。
皮膚温と直腸温を組み合わせれば、皮膚温でのモニタリングが体温管理でどの程度の精度なのかも評価できます。

測定した温度の推移は、いつでもどこでも、スマホなどで確認することができます。
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この写真では少しわかりにくいですが、元気くんの体温センサーの温度は、この日の遊泳中1度くらい下がったことが
わかりました。このテスト放牧の日は気温があまり高くなかったし、若い元気くんにはサシバエがまだあまり
つかない(ルドルフくんにはたくさんついていました)し、放牧・遊泳の効果はこの程度でした。
しかし、より気温が高い日やサシバエ被害がひどい状況のときには、放牧・遊泳はもっと効果が期待できるでしょう。
またそれを科学的に評価する基盤もできたことになります。

今後この基盤での取り組みのデータが蓄積されたり基盤を生かした研究が行われて、
取り組みが発展したり展開していき、トナカイたちが幸せに暮らしていけることに大いに期待です。


昔の感覚では、仕事中にスマホ見てたら怒られるところですが、
これからは飼育に欠かせないツールとして活用される時代が来るかもしれませんね。
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(8月7日撮影)

by rakudateikoraku | 2018-08-09 16:31 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイたちの夏2018~その2 今年初めての放牧と遊泳
夏の大森山では、トナカイさんを獣舎のグラウンドからお散歩に連れ出して、園内にある塩曳潟という
池(旧とりっこの水辺)のほとりで放牧したり、塩曳潟で遊泳してもらう取り組みを2015年から続けておられます。
サシバエの被害がピークになる7月末から8月のころに放牧や遊泳を始められます。
今年は運よくテスト放牧初日の様子を見学することができました。

※担当飼育員 柴田さんがこんなことを始められた経緯は2015年当時のブログ記事をご参照ください。

当時私が見学したのはサクラさん♀ (2018年2月没)のソロでの遊泳でした。
サクラさんは群れのリーダー格のトナカイです。
トナカイはあんまり自己主張するタイプではなく、他の個体と一緒にいると安心するし、ついていきたがるタイプです。
ルドルフくんはまさにそのような性格で、サクラさんがリードすると水に入ることができました。

2016年6月にサクラさんとルドルフくんの間に元気くんが生まれたのですが、
その年の夏は母子での放牧や遊泳にも成功しました。

2016年当時の写真に記録されていますが、子トナカイは母親についていくし、先ほど書いた習性で逃げないので
リードはつけていませんでした。

今年の放牧は、ルドルフくんと元気くんが担当します。
元気くんはリードつきで散歩するのは初めての経験です。
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現場にいるとわかりますが、彼らの足取りはとても軽いです。
放牧に出かけるのを楽しみにしているのです。
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旧とりっこの水辺に到着しました。
昔は一般の観覧者が中に入って水際のトナカイを観察できたのですが、
鳥インフル対策の結果今は立ち入りできなくなっています。
私も少し離れたところから見学です。
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リードをはずして放牧タイムです。
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気ままにあたりを歩いては気に入った草をむしゃむしゃ食べてます。
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泳ぐ能力は本能的に持っていても、トナカイが水に入るのに動機が必要です。
2015年の時は、サクラさんはサシバエから逃れるために水に入っていきました。
気持ちがいいことを覚えていたサクラさんは、その後の年も自発的に入っていました。
元気くんもルドルフくんも、サクラさんについて水に入っていきました。みんな個体の個性があります。

サクラさんがいない今年。
別のスタッフが対岸でペレットの器を振ってトナカイたちを呼んでいます。
柴田さんが浅瀬に入ると、元気くん、そしてルドルフくんも水に入りました。
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でもこの時は、元気くんがすぐ水から上がり、水際にいます。
ルドルフくんもそれに続いて上がり、おいしい野草を食べ始めました。
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この2頭は対岸のペレットに釣られたというより、柴田さんをリーダーとしてついていった感じがします。


元気くんは昨年(サクラさんについてですが)自発的に遊泳した子です。
きっと覚えているはずということで、元気くん1頭での遊泳を試してみることになりました。
今度は柴田さんは対岸でペレットの器を振って、元気くんを呼んでいます。
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今度はすんなり入り、対岸へ向かって泳ぎ始めました。
このあたりはもう元気くんの背は届いていないですが、パニックになることもありません。
さすがトナカイさんという感じです。
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柴田さんの待つ対岸まで泳ぎ切りました。

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元気くんは上陸したいのですが、こちら側の岸は鳥インフル対策に関連する工事で護岸が作られ
安全ネットも張られていて上陸はできません。
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柴田さんが元の岸の方に移動して元気くんを誘導します。
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道を急ぐ柴田さんの様子を目で確認して方向転換し、泳いでおいかけています。
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無事帰還できました。
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(当日かんりの吹き降りで、傘持ちながら撮影しているので映像が揺れる箇所があります。ご容赦ください)

泳ぐ方が注目されがちですが、この水辺での放牧が彼らは本当に大好きです。
陽があまりあたらず涼しい。
個体ごとやその日の気分で食べたいものはすごく違いがあるのですが、
自然の草から自分が好きなものを選んで食べ歩きできる。
この日は気温もあまり高くなくて涼しかったですが、暑くなったりサシバエがつきはじめたら池に逃れられる。
ここにいると幸せに暮せているのではないかと直感的に思います。
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ここが夏のトナカイ舎になったらいいのにね。
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今年のテスト放牧第1回は終了です。
みんなお疲れ様~
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みんなでおうちに帰ります。
元気くん(左側)のリードがたるんでいることに注目してください。
リードに引かれて歩いているのではなく、群れやリーダーについていっているのです。
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帰り道、リードを軽く引いても動かないルドルフくん。
お散歩や放牧を本当に大好きなので、帰宅拒否してるのです。でも今日はもう終わりね。
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つづく。。。

by rakudateikoraku | 2018-08-08 09:08 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイたちの夏2018~その1 森を育ててトナカイを守る
大森山では現在6頭のトナカイが暮らしています。
秋田は東北なので夏でも涼しいイメージですが、実際には結構暑くて、
厳しい寒さの地で活動するよう進化した身体を持つトナカイたちには暑すぎます。
彼らが日本の暑い夏でも元気に暮らせるように尽力されている取り組みを継続してとりあげてきましたが、
今年もトナカイたちの様子と取り組みの現場を見せていただきにいってきました。(8月6日撮影)

この場所の名前「トナカイとせせらぎの森」に相応しく、木が大きく茂り素敵なグラウンドになっていました。
このトナカイ舎に通い始めたころは、木がもっとまばらで陽がよくあたり、夏は秋田とは思えない暑さだったのですが、
日陰がたくさんできて、動物にも来園者にもとてもよい環境です。
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しかしこの森も自然に成長したわけではありません。
動物園の中の樹木は厳しい環境に晒されています。
トナカイは成長した角が年に1回落ちますが、その前の時期には痒い所をかくように
樹木の幹に角をごしごしこすりつけるので、幹が傷ついてしまいます。
それを防ぐため、トナカイにやられやすい時期には幹に巻いて防護、そしてそれ以外の時は巻いてあったのを
外して成長できるようにされています。
また日陰になるので樹木の下のところで動物がくつろぐ時間は多いのですが、木の根を踏んでいることになり、
それだけで木は弱ってしまいます。それを緩和するために根のところに砂を入れてクッションにされています。
さらには木に散水までやったり、剪定を控え目にしたり。

この森が陽を遮り、さらに散水との相乗効果で4度くらい温度を下げられるとのことでした。

暑さに弱い動物を守るという目的のため、遠回りに見えるけど数年間かけて、こうした人の努力で守り育ててできた森なのです。


ここで、現在暮らしているトナカイさんたちの紹介です。

今年4月28日生まれの春来(はるき)くん。春に私が偶然誕生に立ち会った子ですが
立派に成長していました。この月齢のトナカイとしては角は5cmくらい長いそうです。
体格もしっかり。
母雁来ちゃんが人間と距離を置く性格なので、親を見て春来ちゃんもあんまり人間には寄ってきません。
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日陰でくつろぐ春来くんの母雁来(かりき)ちゃん(奥側)。
首に巻いている黄色いバンドは体温を測定するセンサーです。
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母子が手前側のグラウンドで暮らしています。
幸い訪問した日は涼しかったので、みんな活発に動いていました。
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一番奥のグラウンドは、故サクラさんの息子 元気くんと、その父親のルドルフくんが暮らしています。

立派な角がとても格好いいルドルフくん。
飼育員さんが動物と同じグラウンドに入る「直接飼育」という手法では危なそうに見えますが、
ルドルフくんは自己主張をぶつけてくることも少なく問題はないそうです。
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元気くん(左)。彼も体が大人なみになりました。
昔は観覧通路にお客さんがいると寄ってくるような「こどもトナカイ」だったのですが、
今はそんなこともなく落ち着いたおとなトナカイになっていました。

お気づきかもしれませんが、今年から雁来ちゃんだけでなく、ルドルフくんと元気くんも体温センサーを装着しています。
これは、以前から取り組まれていた、常時体温をモニターして、科学的に健康管理を行う取り組みです。
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新しく千葉からやってきた2頭は真ん中のグラウンドにいました。
食べ物や温度管理など、ここの暮らしに慣れてもらう取り組みが続いています。
他のトナカイは夜はグラウンドで眠っているそうですが、千葉出身の子たちは夜は小屋で眠るそうです。
そのためグラウンドの散水以外に、小屋に常時ONの扇風機をつけるなど特別なケアもしてもらっています。
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つづく。。。

by rakudateikoraku | 2018-08-07 07:57 | 偶蹄目 | Comments(0)



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