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東北フタコブツアー2019/5 その1 大森山の来来ちゃん再訪
梅雨に入る前に東北各園のフタコブラクダたちの様子を見てきました。

大森山へは秋田駅からのバスも走っていますが、
最近はいつもJR線羽越線新屋駅から徒歩で向かい、開園時間より十分早く現地に着くようにしています。
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開園時間9時より前に着くと、公園側ビジターセンターに入れます。
ビジターセンターのテラスの正面にはラクダ舎があり、開園前でもテラスから様子を眺められます。
まだ8時30分頃だったのに、来来ちゃんの姿がありました。
以前出勤直後の状態を見た時はグラウンドで干し草を食べていたのですが、この時はグラウンドに座っています。
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立ち上がって水を飲んでます。この様子を近くで見たかったのに~
※過去記事「大森山のラクダさん再訪~その2 ラクダはすごい勢いで水を飲む」参照
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開園時間になったのでラクダ前に駆け付けました。来来ちゃんは座っています。
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大森山のラクダ舎では、販売されているおやつのペレットを「ラクダドーム」という場所でラクダにあげることができます
以前だと、ラクダ舎前の販売場所で財布から100円玉を出している音だけで、ラクダたちが立ち上がって集まってきてくれたものでした。
しかしこの日の来来ちゃんは座ったままでした。
ペレットのカップを見せても座っていました。
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ペレットをどんどん転がして数分様子を見ていると
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やっと立ち上がってドームまで歩いてきて、おやつを食べてくれました。
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いったんスイッチが入るとおやつをどんどん食べてくれました。
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おやつを食べた後、ラクダドームの天井をぺろぺろするのも以前のまま
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途中でラクダドームのすぐ脇に座り込んでいました。
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営業対応も座ったまま
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そのうち寝転がってしまいました。
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ふかふかの砂の上に気持ちよさそうに寝ている来来ちゃん
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来来ちゃん、以前に比べると座っている時間が長いと感じます。
ラクダは500kg近い体重なので、支える脚に負担がかかり、高齢になってくると脚が弱りがちです。
5月2日に14歳になったばかり来来ちゃん。この位だとまだ高齢というほどではないですが、
そろそろ気をつけてあげないといけません。

飼育員さんにお聞きしたところ、最近の来来ちゃんは夜寝室に戻るのではなく、
終日グラウンドで暮らしてもらっているそうです。それで早朝からグラウンドに姿があったのですね。
柔らかい砂のグラウンドであれば、長い時間座ったり寝ていることになっても負担が軽いです。

ラクダ舎の更新された解説掲示を見ると、脚への負担に気を配ってお世話してくださっている様子がよくわかります。
来来ちゃんを大切にしてくださって感謝です。
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通常は寝室に帰ってからごはんをもらっていたのですが、
この日閉園直前に様子を見に行くと、お外でたくさんの干し草をもらっていました。
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来来ちゃん、これからも元気で長生きしてくださいね。

(5月18日撮影)



by rakudateikoraku | 2019-05-23 01:19 | フタコブラクダ | Comments(0)
大森山のトナカイさん再訪(2019/05)
梅雨に入る直前の大森山のトナカイさんたちを訪ねてきました。
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いつものように寄ってきてくれる春来くん。
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生えてきた今年の角の先が2つに分かれてますね!
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去年は枝分かれのない小鬼のような角でした。
誕生後2年目にして角の枝の勝が増えましたね。
この仔は元気に強く成長しそうな予感がします。

母 雁来(かりき)さん
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成長した春来くんは雁来さんとほぼ同じくらいまで成長しました。
顔つきや姿も似ているので見分けつきにくいです。
でもさっきヒントを書きましたね。
左側、角が二股に枝分かれしているのが春来くんです。
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ルドルフ(奥)と元気くん(手前)です。
♂どうしということで、前回訪問した時には別居していたのですが、
今回は同居しています。
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でもいつも一緒にいるのではなく、それぞれ自分の居場所を決めてそこでくつろいでいました。
♂どうし、本当は別にいるほうが快適なのかもしれません。

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まだ表情が子供っぽい元気くん。角は2つの枝に分かれてます。
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立派な角のルドルフくん。
元気くんや春来くんが成長して、将来こんなカッコいい姿になるのを見るのが楽しみです。
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千葉から移動してきたコマチ(左)とルイ(右)も元気そうです。
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冬には冬毛に夏には夏毛になるという本来の換毛のサイクルもほぼ取り戻したようです。
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大森山ではトナカイさんの健康を追求するため、食事の内容を工夫されています。
草食によく与えられるイネ科牧草のチモシーではなく、栄養価の高いマメ科牧草のルーサン。

牧草にはやわらかい葉の部分と固い茎の部分が混じっています。
しかし食べる量だけ給餌すると、そのなかにはかなりの茎が混じっています。
本来動物は主にやわらかい部分を食べていますが、それだけだと栄養不足になってしまうのです。
飢えてくると固い茎も食べますが、それでは歯が早く痛んでしまい、草を食べて十分な栄養を摂ることが
できなくなって命を縮めます。
そのため、動物が実際に食べる量の数倍の量を用意して、彼らが食べたいところだけ
食べても十分な栄養を摂れるようにされているのです。

通常鳥に使われているペレット。これもトナカイさんにあげています。
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さらにウシ用の飼料も栄養補助として使われています。

こうした飼育方法が彼らを支えました。
この場所や暮らしに慣れ、また十分な栄養で余裕ができてきたのか、
2頭ともとても優しい感じになりました。
ルイくんは神経質で、小屋に閉じこもっていたり、グラウンドに入った飼育員さんを威嚇するなど荒い気質だったのが、
飼育員さんが中で作業していても穏やかにしているので、安心して作業されているようです。
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ルイくんの角の間のところをマッサージしてあげています。
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ルイくん、人懐こくすらなっていました。
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大森山の夏の名物となってきた、トナカイのお散歩も、
原点は食事の管理による健康の追求であることがわかります。
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さて、この日の秋田の気温は28度を超えました。
真夏並み、この時期としては異常な高温です。
早速散水設備を稼働、これでグラウンドの気温は1度以上下がります。
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去年はトナカイのお散歩をさらに進めて、塩曳潟での放牧を実現されています。
これからの暑くなる季節に向けて、塩曳潟へのお散歩コースの草抜き等の準備も進められていました。
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トナカイさんたちは今年の夏もきっと健やかに過ごせることでしょう。
また様子を見に行きたいです。
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(5月18日撮影)

by rakudateikoraku | 2019-05-21 02:49 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイさん再訪(2019/02)その3~千葉から来たトナカイたちと群れのみんなの近況
大森山で暮らしている6頭のトナカイさんたちの冬の姿を紹介していきましょう。
雁来ちゃん(左の赤い頭絡、2013年6月12日釧路生まれ)と息子の春来ちゃん(2018年4月28日大森山生まれ)
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仲良し母子です。
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ルドルフくん(2013年5月21日生まれ)
立派な角の持ち主なのですが、角が落ちてすっかりおとなしくなっていました。
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人懐こいのは同じ
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元気くん(2016年6月14日生まれ、故サクラさんの最後の子)。2歳でもうすっかり大人の仲間入り。
本来♂のトナカイはもっと早く角が落ちるのが普通ですが、2月なのにまだ角が残っています。
昨年夏に訪問した時はルドルフくんと元気くんで同居していたのですが、今回は別居していました。
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大人になったけど甘えん坊で近寄ってきます。ただこの角で近づいてくると危ないです。
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グラウンドから遠いところにいると、構ってほしそうな目で見つめていました。
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ルイくんとコマチさんは、千葉市動物公園の「家畜の原種ゾーン」の閉鎖 に伴い、
昨年6月大森山動物園に移動していたトナカイ さんです。

昼頃トナカイ舎の真ん中のグラウンドをのぞいてみると、ルイくんの姿がありました。
(2010年5月21日 多摩生まれ、撮影時8歳)
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隣のフェンスの方へ
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春来ちゃんがやってきて、ルイくんと会話していました。
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舌を出しているルイくん。挨拶しているみたい。
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座って休んでいる雁来ちゃんと春来ちゃん、その向こう側でルイくんが水を飲んでいます。
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振り向いたルイ君と目が合いました。
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ウシっぽい。。。
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こちらを見ながら
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歩いてきました
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ルイくん、間近に来てくれました。
トナカイは「馴鹿(じゅんろく)」とも言われ、その名の通り人懐こい性格です。
このグラウンドのところは人通りが少ないので、私が珍しかったのかも。
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大きな目ともふもふしたお口が可愛いね~
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さて、コマチさん(2003年5月24日大森山生まれ 撮影時15歳)小屋の中にいることが多く、
グラウンドではレアキャラになっているそうです。
何回か見に行ったら、午後に1度だけ会うことができました。


雪を食べています。片方の角が少し残っています。
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暑い千葉からやってきた2頭が秋田の気候や環境、飼育方法にすっかり馴染んでいたのでよかったです。
特にコマチさんは高齢ですが、これからも健やかに暮らしてもらいたいです。

みんな、またやってくる夏に備えてしっかり身体を作っておいてくださいね。
(2月10日撮影)



by rakudateikoraku | 2019-03-05 01:29 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイさん再訪(2019/02)その2~雁来ちゃんトラと遭遇する
今日もトナカイのお散歩の時間です。
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最近の雪の動物園でのトナカイのお散歩はサクラさん(2018年2月没)が主に担当していました。
雁来ちゃんにとっては今冬は本格的なお散歩デビューですね。

トナカイのお散歩では猛獣舎の方まで歩いていきます。
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正面のアムールトラの運動場で、ヒロシくんが雁来ちゃんの方をガン見しています。
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ヒロシくんの方を見つめる雁来ちゃん

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雁来ちゃんはこちらに近づくのは慣れていません。
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本当にこっち行くの?
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まあ試しに行ってみましょう
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サクラさんがここまで散歩に来た時はヒロシくんのことは全く気に留めていませんでした。
でも慣れていない雁来ちゃんはびっくりしたようです。むしろこれが普通の反応ですね汗
ヒロシくんも大興奮で遊んでくれました。
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つづく。。。
(2月10日撮影)







by rakudateikoraku | 2019-03-02 01:48 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイさん再訪(2019/02)その1~トナカイさんとお散歩
半年ぶりに大森山の「トナカイとせせらぎの森」を訪ねました。
前回は真夏でしたが、今回は暑い日本でトナカイが一番イキイキしている真冬の訪問です。
しかも雪が積もった日でした。
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雁来ちゃん(左)とその息子 2018年4月28日生まれの春来ちゃん(訪問時 生後約9か月)です。
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春来ちゃんは、赤ちゃんの頃から通りかかる人についていく人懐こい仔でした。
今もその人懐こさは健在でした。
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近すぎるよ~

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今日はお散歩のイベントの日です。
飼育員さんが迎えに来ました。色めき立つ春来ちゃんと雁来ちゃん
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お散歩担当は雁来ちゃんです。
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トナカイさんが歩いているとカチカチ音がします。
群れで歩いている時に後ろから来る仲間を導くのに助けになるそうです。


面積の大きな足で、柔らかい雪にも沈まずに歩けます。
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飼育員さんは、集まってきたお客さんたちに雁来ちゃんを囲むように言いました。
動物のお散歩の時は後ろに立ったり囲むようなことは普通はするべきではないです。
しかしトナカイは群れで生きている動物で、むしろこうして囲まれている方が落ち着くのです。
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雁来ちゃんの背中の毛を触らせてもらったら、毛の割と中の方まで濡れています。
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お散歩に出てから時間が経ってくると、雁来ちゃんの落ち着きがなくなってきました。
残してきた息子の春来ちゃんが気になってしまうのです。
おうちに戻りましょう。



春来ちゃんが迎えてくれました。お帰り~
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雁来ちゃん、また遊びにいこうね~
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つづく
(2月9日撮影)




by rakudateikoraku | 2019-03-01 01:10 | 偶蹄目 | Comments(0)
雪の大森山のラクダさん再訪(2019/2)
冬季休園中の大森山で週末だけ開園している「雪の動物園」
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今年の冬は秋田でも雪が少なかったそうですが、私が訪問する前の日くらいからまとまった雪でした。
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朝からかなり降ってます
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一面の真っ白のラクダ舎
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ラクダが雪の上に倒れてる!

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その上に雪が降り積もってる!大丈夫か????
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むくり、「ん?呼んだ?」
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あくびしてる~
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「ラクダは暑い砂漠で暮らしている」というイメージを持たれている方は少なくないと思います。
確かにヒトコブラクダは中東の砂漠、オーストラリアの砂漠等で暮らしていますが、
フタコブラクダはモンゴル等のより寒い方の地域で暮らしています。
もふもふの冬毛で、これくらいの雪や寒さはへっちゃらな来来ちゃん♀です。
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起き上がって座りました。

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あまつさえ、雪食べてます。
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過酷な砂漠でも頼りになる「砂漠の舟」とも呼ばれるラクダ。
フタコブラクダさんは真冬の雪が降る中でも逞しく生きていました。
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午後になって雪は上がりました。
「来来~」と呼びかけると
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ん?
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「はーい♪」
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グラウンドには来来の姿しかありません。
ずっと来来といっしょに暮してきた兄の楽楽は、昨年夏頃から目に見えて体調が落ちていました。
懸命のケアをしていただいていたのですが、病のため残念ながら私が訪問する前月の1月5日に、16歳の若さで亡くなりました。(共同記事
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兄妹ですがいつも一緒にいた仲良しのふたりでした。
当時、大森山のラクダ舎を訪ねた一般客の私が声をかけたくらいではあんまり反応してはくれませんでした。
こんなに反応してくれるのは、今はひとりで寂しいのかも?
何回も話しかけてあげました。
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全国に散らばっていた子孫の中には天王寺に嫁いだコニーさんがいます。そしてこのブログでよく登場するラフちゃんはコニーさんの娘、つまり大森山の血筋、蘭泉さんと田田さんの末裔でもあるのです。

来来は彼らの最後の子、12番目の子です。その意味でも、来来には長生きしてほしいと願っています。
13歳ですからまだまだ若いですからね。
来来、これからも元気でね。
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(2月9日撮影)

by rakudateikoraku | 2019-02-26 02:18 | フタコブラクダ | Comments(0)
大森山 雪の動物園のキリン特別ガイド
大森山で冬の週末だけ開園している「雪の動物園」
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その一つのイベントとして開催された、キリンの特別な動物解説に参加してきました。
数日前から降っている雪でキリン舎は真っ白です。
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大森山では冬は無理に外には出さず、室内で飼育しています。
今日のガイドは単に室内展示場で、というのではなく、キリンの部屋の中のキーパー通路内で開催
という特別なイベントなのでした。
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これは午前中のキリン寝室内。カンタくん(右)がリンリンちゃんにぴったり貼りついていました。
この行動の理由はこの日の午後のイベントで明らかになります。

ではいざ室内へ
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リンリンちゃん出迎えてくれました。久しぶり~(といっても半年ぶりですが)
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カンタくんはひとつ隣の部屋に移動していました。
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担当の柴田さんと、構って状態のリンリンちゃん
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室内飼育でも蹄のお手入れも完璧、さすがです。
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広くはないキーパー通路に今日はたくさんのお客さんが集まってくださっていました。
キーパー通路はキリンたちとケージをはさんだ目の前、そこにたくさん人がいる状況なのですが、
その場でハズバンダリートレーニングを実演してくださるというのです。
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ハズバンダリートレーニングをやっている園は多くなっていますが、このように動物が気が散りやすい状況では
トレーニングにならないことも多いと思います。しかし普段からあえてそういう状況に慣らして、
ちょっとしたことにびくびくしないようにして(脱感作)、誰でも容易にトレーニングを実施できるようにする
のが大森山流のやりかたです。

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横に向いてもらって
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前足上げてくれる?
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いわゆる「お手」ですね。
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足の裏見せてね。

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後ろ足を上げるのは難しいそうです。
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ここでハプニング。次の指示を出したのにリンリンちゃんが反応しません。
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リンリンちゃんはカンタくんを凝視しています。
実はこの時カンタくんが興奮して暴れていたのです。その理由はあとで明らかになります。
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リンリンちゃんの注意が戻ってきたのでトレーニング再開。
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今度は後ろ足高く上げられました。
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ハズバンダリートレーニングに動物は自由意志で参加しているので、
協力してくれたらその都度お礼におやつをあげます。
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頭をこちらに向けてもらって
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直腸で体温を測定する練習
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首の静脈から採血をする練習。
針を刺すときチクッとします。それに耐えられるよう、
最初は棒の先で突いたりして慣らしていきます。
この時はかなり強く手のひらで叩いていました。
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一番すごかったのはこれ。
蹄をお手入れするために、、
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キリンの足を自分の身体の上に!
キリンの体重は何百キロもあるのですが、こうやって高く上げている足には体重かけられないので
安全なのだそうです。
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その様子を動画でご覧ください。



大森山は健康管理のため日常的にハズバンダリートレーニングを行っていますが、
一般のお客さんがそれを間近で見る機会はあんまりないので貴重なイベントでした。
しかも、地元のお客さんが、地元の動物園で最先端の技術を開発し駆使して動物を守っていることを知るなんて、素敵ですね~
リンリンちゃんおつかれさま~
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さてカンタくんが落ち着きがなかった理由。
実はリンリンちゃんにまさに今日発情が来たのです。
その匂いに反応して、カンタくんは大興奮だったのでした。
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リンリンちゃんもカンタくんも元気でね~
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(2月10日撮影)




by rakudateikoraku | 2019-02-11 00:06 | キリン | Comments(0)
大森山のトナカイたちの夏2018~その3 科学の力でトナカイを守る
トナカイのテスト放牧、2日目も見学に行ってきました。

旧とりっこの水辺の全景です。
初日は風雨の中のテスト放牧だったのですが、このタイミングでは青空が見えていました。
でも気温はこの時期としてはかなり低めでした。
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今日は元気くん(手前)一頭でのお散歩です。
同居しているルドルフくん(奥)、当然今日も一緒に行けると思い込んで必死にアピールしていましたが、今日はお留守番。
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やっぱりリードたるんでいます。
ここにはトナカイは元気くん一頭しかいませんが、「群れのリーダー」である柴田さんに自発的についていくのです。
(安全管理上リードはつけます)
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旧とりっこの水辺へ入っていきます。
一般客である私は今日も外から見学です。
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今日もたっぷり自然の草を食べてくれました。
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前日のテストを踏まえて、この日は最初から柴田さんが対岸で元気くんを呼んでいました。
元気くんの遊泳の様子をご覧ください。



二日連続成功。元気くん、ママがいなくてもソロで立派に泳げることを証明してくれましたね。
2016年に元気くんがテストした際は、まだ対側は岸から上陸できたのです。
でも今は護岸工事され、安全管理のためネットが張られていて上陸はできません。
せっかく対岸まで泳いできたのにまた帰っていったのは、元気くんは上陸できないのを理解したのかもしれません。


さてこの水辺での放牧をしているときのトナカイは、素人が見ていても直感的に幸せそうに感じますし、魅力がいっぱいです。
しかし動物の幸せを追及する取り組みは、漠然と行っていても継続・展開が難しくなります。
これからの時代は、動物の状態や取り組みの効果を可視化し、科学的に評価することが求められています。

暑さに弱いトナカイの体温の状態の監視、以前であれば目視やトナカイの呼気を肌で感じるなど
飼育担当者の経験に基づいた方法で行われていました。
今の大森山では、園内数か所の温度センサーの他、トナカイの首のところに皮膚の温度センサーを装着してあり、
数分間隔で自動的に測定し無線でサーバーに送信して記録されるシステムが構築されて使われてきています。

2016年に行われた大森山動物園、岩手大学、株式会社アーズの共同研究(大森山Facebook記事)で、
暑さに弱いトナカイの体温実態を調べようという取り組みが行われました
この際に構築されたシステムが調整改善されてきました。
当時は雁来ちゃん一頭にセンサが装着されていましたが、
遊泳に参加していたサクラちゃん、元気くんには装着されていませんでした。

今年は、ルドルフくん、元気くん、雁来ちゃんの3頭にセンサーが装着されています。
センサ装着場所も試行錯誤を繰り返し、トナカイが活動しても遊泳しても安定して温度測定できるこの場所になったそうです。
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多くの動物の状態は体重測定で行われていました。最近はいくつかの動物で定期的に体温測定を行う園が増えていますが、
測定頻度はそれほど多くありません。

このシステム、夜間や休日なども含めて、担当者が人力で確認したり、確認できない時に想像に頼るのではなく、
はるかに細かいメッシュで常時動物の状態を確認できます。
サシバエがひどくてトナカイさんが暴走しているといった突発的な事象も、体温の変化により発見して対処したり、
なにかあった時に後から検証することが可能になります。

このセンサーは測定しやすい皮膚の温度を測定するものですが、動物の体温として測定されるのは一般的には直腸温です。
しかし直腸温をリアルタイムで測定するセンサーも既に開発されていて、トナカイでのテストも実施済とのことです。
皮膚温と直腸温を組み合わせれば、皮膚温でのモニタリングが体温管理でどの程度の精度なのかも評価できます。

測定した温度の推移は、いつでもどこでも、スマホなどで確認することができます。
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この写真では少しわかりにくいですが、元気くんの体温センサーの温度は、この日の遊泳中1度くらい下がったことが
わかりました。このテスト放牧の日は気温があまり高くなかったし、若い元気くんにはサシバエがまだあまり
つかない(ルドルフくんにはたくさんついていました)し、放牧・遊泳の効果はこの程度でした。
しかし、より気温が高い日やサシバエ被害がひどい状況のときには、放牧・遊泳はもっと効果が期待できるでしょう。
またそれを科学的に評価する基盤もできたことになります。

今後この基盤での取り組みのデータが蓄積されたり基盤を生かした研究が行われて、
取り組みが発展したり展開していき、トナカイたちが幸せに暮らしていけることに大いに期待です。


昔の感覚では、仕事中にスマホ見てたら怒られるところですが、
これからは飼育に欠かせないツールとして活用される時代が来るかもしれませんね。
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(8月7日撮影)

by rakudateikoraku | 2018-08-09 16:31 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイたちの夏2018~その2 今年初めての放牧と遊泳
夏の大森山では、トナカイさんを獣舎のグラウンドからお散歩に連れ出して、園内にある塩曳潟という
池(旧とりっこの水辺)のほとりで放牧したり、塩曳潟で遊泳してもらう取り組みを2015年から続けておられます。
サシバエの被害がピークになる7月末から8月のころに放牧や遊泳を始められます。
今年は運よくテスト放牧初日の様子を見学することができました。

※担当飼育員 柴田さんがこんなことを始められた経緯は2015年当時のブログ記事をご参照ください。

当時私が見学したのはサクラさん♀ (2018年2月没)のソロでの遊泳でした。
サクラさんは群れのリーダー格のトナカイです。
トナカイはあんまり自己主張するタイプではなく、他の個体と一緒にいると安心するし、ついていきたがるタイプです。
ルドルフくんはまさにそのような性格で、サクラさんがリードすると水に入ることができました。

2016年6月にサクラさんとルドルフくんの間に元気くんが生まれたのですが、
その年の夏は母子での放牧や遊泳にも成功しました。

2016年当時の写真に記録されていますが、子トナカイは母親についていくし、先ほど書いた習性で逃げないので
リードはつけていませんでした。

今年の放牧は、ルドルフくんと元気くんが担当します。
元気くんはリードつきで散歩するのは初めての経験です。
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現場にいるとわかりますが、彼らの足取りはとても軽いです。
放牧に出かけるのを楽しみにしているのです。
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旧とりっこの水辺に到着しました。
昔は一般の観覧者が中に入って水際のトナカイを観察できたのですが、
鳥インフル対策の結果今は立ち入りできなくなっています。
私も少し離れたところから見学です。
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リードをはずして放牧タイムです。
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気ままにあたりを歩いては気に入った草をむしゃむしゃ食べてます。
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泳ぐ能力は本能的に持っていても、トナカイが水に入るのに動機が必要です。
2015年の時は、サクラさんはサシバエから逃れるために水に入っていきました。
気持ちがいいことを覚えていたサクラさんは、その後の年も自発的に入っていました。
元気くんもルドルフくんも、サクラさんについて水に入っていきました。みんな個体の個性があります。

サクラさんがいない今年。
別のスタッフが対岸でペレットの器を振ってトナカイたちを呼んでいます。
柴田さんが浅瀬に入ると、元気くん、そしてルドルフくんも水に入りました。
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でもこの時は、元気くんがすぐ水から上がり、水際にいます。
ルドルフくんもそれに続いて上がり、おいしい野草を食べ始めました。
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この2頭は対岸のペレットに釣られたというより、柴田さんをリーダーとしてついていった感じがします。


元気くんは昨年(サクラさんについてですが)自発的に遊泳した子です。
きっと覚えているはずということで、元気くん1頭での遊泳を試してみることになりました。
今度は柴田さんは対岸でペレットの器を振って、元気くんを呼んでいます。
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今度はすんなり入り、対岸へ向かって泳ぎ始めました。
このあたりはもう元気くんの背は届いていないですが、パニックになることもありません。
さすがトナカイさんという感じです。
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柴田さんの待つ対岸まで泳ぎ切りました。

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元気くんは上陸したいのですが、こちら側の岸は鳥インフル対策に関連する工事で護岸が作られ
安全ネットも張られていて上陸はできません。
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柴田さんが元の岸の方に移動して元気くんを誘導します。
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道を急ぐ柴田さんの様子を目で確認して方向転換し、泳いでおいかけています。
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無事帰還できました。
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(当日かんりの吹き降りで、傘持ちながら撮影しているので映像が揺れる箇所があります。ご容赦ください)

泳ぐ方が注目されがちですが、この水辺での放牧が彼らは本当に大好きです。
陽があまりあたらず涼しい。
個体ごとやその日の気分で食べたいものはすごく違いがあるのですが、
自然の草から自分が好きなものを選んで食べ歩きできる。
この日は気温もあまり高くなくて涼しかったですが、暑くなったりサシバエがつきはじめたら池に逃れられる。
ここにいると幸せに暮せているのではないかと直感的に思います。
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ここが夏のトナカイ舎になったらいいのにね。
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今年のテスト放牧第1回は終了です。
みんなお疲れ様~
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みんなでおうちに帰ります。
元気くん(左側)のリードがたるんでいることに注目してください。
リードに引かれて歩いているのではなく、群れやリーダーについていっているのです。
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帰り道、リードを軽く引いても動かないルドルフくん。
お散歩や放牧を本当に大好きなので、帰宅拒否してるのです。でも今日はもう終わりね。
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つづく。。。

by rakudateikoraku | 2018-08-08 09:08 | 偶蹄目 | Comments(0)
大森山のトナカイたちの夏2018~その1 森を育ててトナカイを守る
大森山では現在6頭のトナカイが暮らしています。
秋田は東北なので夏でも涼しいイメージですが、実際には結構暑くて、
厳しい寒さの地で活動するよう進化した身体を持つトナカイたちには暑すぎます。
彼らが日本の暑い夏でも元気に暮らせるように尽力されている取り組みを継続してとりあげてきましたが、
今年もトナカイたちの様子と取り組みの現場を見せていただきにいってきました。(8月6日撮影)

この場所の名前「トナカイとせせらぎの森」に相応しく、木が大きく茂り素敵なグラウンドになっていました。
このトナカイ舎に通い始めたころは、木がもっとまばらで陽がよくあたり、夏は秋田とは思えない暑さだったのですが、
日陰がたくさんできて、動物にも来園者にもとてもよい環境です。
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しかしこの森も自然に成長したわけではありません。
動物園の中の樹木は厳しい環境に晒されています。
トナカイは成長した角が年に1回落ちますが、その前の時期には痒い所をかくように
樹木の幹に角をごしごしこすりつけるので、幹が傷ついてしまいます。
それを防ぐため、トナカイにやられやすい時期には幹に巻いて防護、そしてそれ以外の時は巻いてあったのを
外して成長できるようにされています。
また日陰になるので樹木の下のところで動物がくつろぐ時間は多いのですが、木の根を踏んでいることになり、
それだけで木は弱ってしまいます。それを緩和するために根のところに砂を入れてクッションにされています。
さらには木に散水までやったり、剪定を控え目にしたり。

この森が陽を遮り、さらに散水との相乗効果で4度くらい温度を下げられるとのことでした。

暑さに弱い動物を守るという目的のため、遠回りに見えるけど数年間かけて、こうした人の努力で守り育ててできた森なのです。


ここで、現在暮らしているトナカイさんたちの紹介です。

今年4月28日生まれの春来(はるき)くん。春に私が偶然誕生に立ち会った子ですが
立派に成長していました。この月齢のトナカイとしては角は5cmくらい長いそうです。
体格もしっかり。
母雁来ちゃんが人間と距離を置く性格なので、親を見て春来ちゃんもあんまり人間には寄ってきません。
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日陰でくつろぐ春来くんの母雁来(かりき)ちゃん(奥側)。
首に巻いている黄色いバンドは体温を測定するセンサーです。
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母子が手前側のグラウンドで暮らしています。
幸い訪問した日は涼しかったので、みんな活発に動いていました。
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一番奥のグラウンドは、故サクラさんの息子 元気くんと、その父親のルドルフくんが暮らしています。

立派な角がとても格好いいルドルフくん。
飼育員さんが動物と同じグラウンドに入る「直接飼育」という手法では危なそうに見えますが、
ルドルフくんは自己主張をぶつけてくることも少なく問題はないそうです。
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元気くん(左)。彼も体が大人なみになりました。
昔は観覧通路にお客さんがいると寄ってくるような「こどもトナカイ」だったのですが、
今はそんなこともなく落ち着いたおとなトナカイになっていました。

お気づきかもしれませんが、今年から雁来ちゃんだけでなく、ルドルフくんと元気くんも体温センサーを装着しています。
これは、以前から取り組まれていた、常時体温をモニターして、科学的に健康管理を行う取り組みです。
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新しく千葉からやってきた2頭は真ん中のグラウンドにいました。
食べ物や温度管理など、ここの暮らしに慣れてもらう取り組みが続いています。
他のトナカイは夜はグラウンドで眠っているそうですが、千葉出身の子たちは夜は小屋で眠るそうです。
そのためグラウンドの散水以外に、小屋に常時ONの扇風機をつけるなど特別なケアもしてもらっています。
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つづく。。。

by rakudateikoraku | 2018-08-07 07:57 | 偶蹄目 | Comments(0)



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